サヴァリッシュによるシューマン:交響曲全集
(収録内容)シューマンDISC1①交響曲第1番変ロ長調 作品38「春」②交響曲第4番ニ短調 作品120DICS2①交響曲第2番ハ長調 作品61②序曲、スケルツォとフィナーレ作品52DISC3①交響曲第3番変ホ長調 作品97「ライン」②劇付随音楽「マンフレッド」序曲ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮 ドレスデン国立管弦楽団September 1-12,1972 Lukaskirche, Dresden...
View Articleスカラ座の「魔笛」
ザラストロ:ギュンター・グロイスベック タミーノ:サイミール・ピルグ 夜の女王:アルビナ・シャギムラトヴァ パミーナ:ゲニア・キューマイヤー パパゲーナ:アイリッシュ・タイナン パパゲーノ:アレックス・エスポージト モノスタトス:ピーター・ブロンダーローラント・ベーア指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団・合唱団演出:ウィリアム・ケントリッジ...
View Articleリスト:バレエ音楽「うたかたの恋(マイヤーリンク)」
編曲、オーケストレーション:ジョン・ランチベリー 演奏:バリー・ワーズワース指揮 コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団・バレエ団 1994年収録 こんな演目がろうとは知らなかった。リストのピアノ曲や歌曲を集めてランチベリーがアレンジして、バレエに仕立て上げた。それはショパンの「シルフィード」と同様の成立過程である。...
View Articleルナ(La luna)(ベルナルド・ベルトルッチ)(1979年)
月という意味の単語は「Moon」以外に「Luna」というのがある。日本人はロマンティックな幻想を持つだろうが、向こうではあまりいい意味合いはないようだ。「lunatic」は狂気のといった意味の英単語だが、この「Luna」から来ている。月から狂気のエキスがあふれ出ていると思われてきた。そう言えば、恐怖ものでの「狼男」は満月の夜に変身するであった。...
View Articleドゥーリトルによる日本初空襲
アメリカ軍が初めて、東京などを空襲したのはちょうど今頃の季節。71年前の1942年4月18日のこと。ジミー・ドゥーリトル率いるB25が千葉銚子沖に進出した空母から飛び立ってのことだった。何とその当時のメンバーがまだ健在で3人が一堂に会するのは最後だというCBSニュースが現地夕方の番組で流れていた。いずれも90代の高齢者だが、映像を見る限りは元気そうではあった。...
View Articleバーンスタインによる「春の祭典」(1958年盤)
【曲目】 ストラヴィンスキー: バレエ音楽『春の祭典』 【演奏】 レナード・バーンスタイン(指揮) ニューヨーク・フィルハーモニック 【録音】 1958年1月20日 ニューヨーク、ブルックリン、セント・ジョージ・ホテル (ステレオ:セッション)...
View Articleオーマンディ&フィラデルフィアによる古典派弦楽合奏曲集
【曲目】 モーツァルト: セレナード第13番ト長調 K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」 J.S.バッハ: 管弦楽組曲第3番~アリア コレッリ: 合奏協奏曲Op.6-8「クリスマス協奏曲」 メンデルスゾーン: 弦楽八重奏曲Op.20~スケルツォ 【演奏】 ユージン・オーマンディ(指揮) フィラデルフィア管弦楽団 【録音】 1959年 〔ステレオ: セッション〕...
View Article競輪上人行状記(西村昭五郎)(日活1963年)
先日、亡くなった名優・小沢昭一が主演した作品である。西村昭五郎監督のデビュー作でもある。 かつて旧・文芸地下のロビーに本作のポスターが貼られてあって、その存在をまず知った。坊主が競輪についての講釈をしてダフ屋行為をする話であるようで、企画は面白そうと思ったものの、その時はあまり執着はなく、観ることはなかった。しかし、妙に題名とポスターだけは記憶に残っていた。...
View Articleバーンスタイン:歴史的録音1946-1961年
【収録情報】・ダイアモンド:前奏曲とフーガ第3番 レナード・バーンスタイン(ピアノ) 1941年5月 SP録音~レコード・デビュー・シューマン:交響曲第2番ハ長調 Op.61 ボストン交響楽団 録音:1946年3月22日、ボストン、シンフォニー・ホール ・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調 Op.60『レニングラード』-リハーサル ・ショスタコーヴィチ:交響曲第7番ハ長調...
View Article開城工業団地再開を巡って
ビジネスとして純粋に考えた場合、こんなところは危険この上なく、私が経営の立場だったら、絶対に進出はしないと思う。再開されたところで果たして何社が応じるであろうか。そこのところを北の当局者は理解できているのであろうか。 立地としてもはや信用されていない。また労働の質としてどうなのか。命令一つで何事も動くと考える北朝鮮の幹部からすれば、想像の範疇を越えるものであるのかもしれない。
View Article赤い陣羽織(歌舞伎座映画1958年)
山本監督としては初めてのカラー・スコープ作品ということになる。東宝争議以来、独立プロ中心に苦しい台所で映画製作してきたが、本作では松竹の資本下で製作されたものである。...
View Articleコヴェントガーデンでのケンペによる「指輪」
1950年代、様々な歌劇場で毎年のように上演されていた『指環』の全曲演奏。このケンペ&コヴェントガーデンの1957年ライヴは、一連のクナ&バイロイトとともに最高の名演として高く評価されているものです。まず歌手たちの顔ぶれをご覧下さい!...
View Article白い崖(東映東京1960年)
今井正監督のフィルモグラフィーの中で、あまり目立たない作品ではある。名作「キクとイサム」と「あれが港の灯だ」の間の作品だが、この二つに挟まれて影が薄い。菊島隆三が外国のスリラー小説を翻案したものらしい。一応犯罪映画でそれなりに見せるのではあるが、何故今井監督は撮る気になったのだろうか、とふと思った。...
View Article惑星ソラリス(アンドレイ・タルコフスキー)(1972年)
タルコフスキー監督のこの作品は一応SF映画の範疇に入れられているが、かなり哲学的な仕上がりになっている。キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」同様にとっつきにくい難解な映画の部類になっている。タルコフスキーはそのキューブリック作品を批判したそうだ。あれでもまだショー的要素があると映ったようだとは解説にあった。...
View Article仁義なき戦い・総集編(深作欣二)(東映京都1973-74年)
この映画は社会人になったばかりの頃、新宿駅構内に大きな看板が掲げられていたのを思い出す。映画会社もあの手この手で観客を呼ぼうとしているのだなと思ったものだ。全5作の総集編かと思ったら、4作までのものだという。テレビ用に編集されたものだそうで、それを映画館でも上映するようにしたのが本作。...
View Article殺人狂時代(チャールズ・チャプリン)(1947年)
邦題はチャプリン映画らしく、人をくったような感じだが、原題は Monsieur Verdoux という素っ気ないものである。主人公の名前がそのままのタイトルで冒頭いきなりその主人公の墓が出てきて、回想するというものだ。したがって、普段の彼の映画とは肌合いが全く異なる。彼のトレードマークも封印されている。...
View Articleヴォルフ=フェラーリ:管弦楽曲集 サンティ&パリ音楽院管弦楽団
【収録情報】ヴォルフ=フェラーリ: ・歌劇『スザンナの秘密』序曲 ・歌劇『町の広場』から間奏曲、リトルネッロ ・歌劇『愚かな女』序曲 ・歌劇『4人の気むずかし屋』から前奏曲、間奏曲 ・組曲『マドンナの宝石』 ネッロ・サンティ(指揮)パリ音楽院管弦楽団 録音時期:1959年 録音場所:パリ 録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)...
View Articleブーレーズのドビュッシー曲集(CBS)
(曲目)CD1①交響詩「海」 ②夜想曲 ジョン・オールディス合唱団 ③交響組曲「春」 ④クラリネットと管弦楽のための狂詩曲第1番 ジェルヴェース・ド・ペイエ(クラリネット)CD2①牧神の午後への前奏曲 ②遊戯 ③管弦楽のための映像 ④神聖な舞曲と世俗的な舞曲 アリス・シャリフー(ハープ)ピエール・ブーレーズ指揮...
View Articleワーグナー生誕200周年を巡って
ワーグナーということになると、必ず出てくるのは、ヒトラーとナチスである。無論ワーグナー自身は、ナチスのナの字も知らずに亡くなっているが、彼の反ユダヤ的な発言や姿勢がリンクされているし、ヒトラーがワーグナーの遺族たちと深く交わってもいる。...
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