(収録内容)
シューマン
DISC1
①交響曲第1番変ロ長調 作品38「春」
②交響曲第4番ニ短調 作品120
DICS2
①交響曲第2番ハ長調 作品61
②序曲、スケルツォとフィナーレ作品52
DISC3
①交響曲第3番変ホ長調 作品97「ライン」
②劇付随音楽「マンフレッド」序曲
ヴォルフガング・サヴァリッシュ指揮 ドレスデン国立管弦楽団
September 1-12,1972 Lukaskirche, Dresden
先日亡くなったサヴァリッシュによるシューマンの4つの交響曲を収めたもの。シューマン所縁のドレスデンのオーケストラを使ってのもので、この指揮者の代表的録音されるものである。これも修復されSACDになって発売されているが、ハイブリット盤のBOX少し廉価になって、通販に出ていたので買ってみた。
この作曲家の交響曲全集(分売を集めたものを含めて)は、ポール・パレー、ジョージ・セル、フランツ・コンヴィチュニー、ラファエル・クーベリック(CBS)、レナード・バーンスタイン(DG)、ジェームズ・レヴァイン、リッカルド・シャイー(マーラー編曲版)と自分でも呆れるくらい多くなっていた。その上、これとなると屋上に屋を架すようで、ずっと放置していた。その後、他の方々の批評を眼にするつれて、気になりだしたのであった。
この演奏はSACDになったもので初めて接する。従来から再発売が繰り返されてきた通常CDは未聴なので比較云々はできない。聴いた限りにおいては、音の幅があって上述のいろいろな指揮者のものと比べて通りが良いように聴こえる。何でもLP時代からかなり高い評価を受けていたとのことである。