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Channel: 趣味の部屋
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バーンスタインによる「春の祭典」(1958年盤)

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【曲目】
ストラヴィンスキー: バレエ音楽『春の祭典』
【演奏】
レナード・バーンスタイン(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック
【録音】
1958年1月20日 ニューヨーク、ブルックリン、セント・ジョージ・ホテル (ステレオ:セッション)
 
 バーンスタインがCBSに録音した「春の祭典」は長らくロンドン交響楽団を振った新しい方しか手に入らなかった。殊に国内盤はそうで、この1958年のニューヨーク・フィル盤は忘れられたような存在になっていたみたいである。
 
 今年はは本作が初演されてから100周年に当たる年ということで、このような初期ステレオ録音も登場する機会を得たのではなかろうか。LPジャケットのデザインを復刻、レーベル表示もそのままで、私らの世代には懐かしいものである。日本コロムビアが使用しているロゴなので、同社の承認を取り付けた旨のシールまでついている。
 
 さて、演奏はたいへん若々しく刺激的な演奏である。古いからお蔵入りなんて、もったいないことをレコード会社はするものだと思う。もう50年以上も前ながら鮮明な録音だ。当時、セッション録音会場にホテルを使用していることが逆に時代を感じる。コロムビア・レコードがNYPのセッション録音する折に、よく使用したホテルで、ミトロプーロスによるプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」などの録音にも使われていたのを思い出す。

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