太地町のイルカ騒動
イルカの追い込み漁は以前から、論争が起きていた。記録映画にもなったし、シーシェパードの過激な破壊活動も話題になった。しかし、ここしばらく静かな状況だったように思う。...
View Article訃報:高橋昌也氏
高橋昌也氏は文学座出身の俳優で晩年は演出家としても有名だった。残念ながら、新劇の舞台を見ることは少なく専ら映画やテレビに出演した姿を思い浮かべる。 キザでどちらかというと敵役が多かったと思う。最近の写真を見るとずいぶん風貌が変わってしまって、驚いたものである。 このところかつて活躍された人が亡くなるというニュースが多く、寂しい。
View Articleタイム・トンネル(11)秘密兵器A-13
1956年の旧ソ連南部の街に転送される。そこにはタイム・トンネルが存在していた。今回は第2回同様に全くのフィクションで歴史上の事件ではない。CIAの要請でそのトンネルと指揮をする科学者のことを調べるよう司令が出る。...
View Article源氏九郎颯爽記秘剣揚羽の蝶(東映京都1962年)
伊藤大輔監督が東映で撮った2本目の作品である。「反逆児」とか「徳川家康」といった実在の人物を描いたものとは異なり、比較的肩の力を抜いて撮ったような作品である。シリーズとしては3作目で前2本の加藤泰監督と交代した形である。...
View Article東京の人前後篇(西河克己・日活1956年)
西河克己監督は鳥取県出身の人で松竹から移籍してきた人である。後年、吉永小百合を育て、アイドルの山口百恵の映画の多くを撮った監督である。この作品はこの二人が出現する前の西河監督の初期の作品である。原作はノーベル賞を受賞した川端康成の同名小説。...
View Articleタイム・トンネル(12)リンカーン暗殺計画
1861年のボルチモアに転送され、そこでリンカーン大統領の暗殺計画に巻き込まれる。4年後には本当に暗殺されてしまうが、当初から命を狙われていたのは本当のようである。 暗殺者は南部のリンカーンに敵対する者ではなく、大統領の考えを更に先鋭化したような過激派で、自分らの考えを実現するには手段を選ばないという連中だ。何か今横行しているテロに似たようなところがあるのが興味深い。...
View Articleダニ(関川秀雄・東映東京1965年)
東映チャンネルの概要には、梅宮辰夫の「夜の青春シリーズ」の第3弾とあった。少なくとも関川秀雄監督の手で「ひも」「かも」と本作の3つは確認している。...
View Articleひも(関川秀雄監督・東映東京1965年)
梅宮辰夫主演の「夜の青春シリーズ」は第1弾。以後、「いろ」「ダニ」「かも」と製作されたが、「いろ」は村山新治監督が担当した以外は全て関川監督の手によるもの。本作はフィルムセンターで東映創立30周年で特集が組まれた折に番組に入っていたものである。...
View Article中朝のきしみ
北朝鮮は中国に依存していて、べったりかと思ったら、そうでもなさそうなことを示すニュース。金正恩第一書記にしてみれば、乗っ取られるという強迫観念があるのかもしれない。しかし、中国が物資や資金を絶てば、破産してしまうことも事実ではある。...
View Articleタイム・トンネル(15)Dデー二日前
1944年のフランスのシェルブール近郊へ転送される。ノルマンディー上陸作戦敢行の直前の時代だった。ゲシュタポやレジスタンスが登場するが、ドンパチの撃ち合いよりは、人間改造の話が主である。これが何とも不気味でどのようにも人間を操作できるというものだ。...
View Articleドニゼッティ:歌劇『ルクレツィア・ボルジア』全曲
ルネ・フレミング(S ルクレツィア・ボルジア) マイケル・ファビアーノ(T ジェンナーロ) ヴィタリー・コヴァリョーフ(Bs 公爵アルフォンソ) エリザベス・デション(Ms マッフィオ・オルジーニ) オースティン・ネス(Br アポストロ・ガゼッラ) アオ・リ(Br アスカーニオ・ペトルッチ) クリストファー・ジャクソン(T イェッポ・リヴェロット) ブライアン・ジャグディ(T...
View Articleヴェルディ:歌劇「ドン・カルロス」(フランス語版)
(配役)ルッジェロ・ライモンディ(B:フィリペⅡ世)プラシド・ドミンゴ(T:ドン・カルロス)レオ・ヌッチ(Br:ロドリーゴ)ニコライ・ギャウロフ(B:大審問官)ニキタ・スロジェフ(B:修道士)カーティア・リッチャレッリ(S:エリザベート)ルチア・ヴァレンティーニ・テッラーニ(MS:エボリ公女)アン・マレー(MS:ティボー)アーリン・オージェ(S:天の声)ティベレ・ラッファッリ(T:レルマ伯爵)アント...
View Article真剣勝負(東宝1971年)
内田吐夢監督の遺作となったもの。御殿場のロケ先で倒れてそのまま亡くなったとのことで、映画はどこか尻きれトンボみたいな感じで終わってしまっている印象が強い。...
View Article声優の相次ぐ訃報
先日は永井一郎氏の訃報が大々的に報じられていた。「サザエさん」の磯野波平役があまりに有名だからかもしれない。また、仕事先で突然亡くなったということもあったかもしれない。実はこのこの方は京都大卒で、あの大島渚監督や戸浦六宏とは同窓なのだ。「日本の夜と霧」では「アコーディオンの学生」役で出演しているし、「太陽の墓場」ではチンピラ役で出ている。...
View ArticleThe Anthology of ACO Vol.4
[CD1]①シベリウス:交響曲第7番[20:14] ユージン・オーマンディ(指揮) 1969年11月27日②ショスタコーヴィチ:交響曲第4番[58:15](初出!) キリル・コンドラシン(指揮) 1971年1月10日 [CD2]①ハイドン:交響曲第92番『オックスフォード』[26:26] カレル・アンチェル(指揮)...
View Article佐村河内守氏の謝罪
ついに本人の謝罪文が出てきたわけだが、もうこれは音楽云々の問題を離れ、人間としての姿勢の問題になってきたように思う。要するに、嘘に嘘を重ねた人生であったということだ。過去の虚言癖のことが次第に明るみに出てきて、堕ちるところまできたという感じである。後は最悪の場合、刑事事案になることもあるようだ。障害者手帳の件があるからだ。...
View Article