音楽ファンには誠に残念なニュースではある。しかし、何故この時期に露見したのだろうか。オリンピックでフィギュアの選手がSPで使用するということから、忸怩たる思いが募ったのだろうか。その辺の事情は今後がまた出てくるのだろうが、今朝のニュースでは詐称した方は楽譜も書けず、ピアノも弾けないということを言われていた。音楽を学んだ形跡がないとの報道がなされていた。多分、週刊誌からのネタだと思う。まあそんなところをひっくるめて報道されるのであろう。
しかし、そういったことの他、作品としては存在するのである。いいか、どうかは聴く人の好みによるのだと思う。私個人は交響曲第1番「HIROSHIMA」に関してはそんなに酷い音楽ではない。むしろ作品そのものは感動的であったと思う。他の作品は聴いていないので、判断しかねるが、件のスケート選手は採用したヴァイオリン・ソナタを気に入っており、変更しないとのこと。それはそれで良いと思う。そういう騒ぎには直接は関係ないのだ。
だが、これらの作品はCDやDVDの出荷は停止され、音源配信もストップとなった。楽譜も販売中止である。廃棄されて、消去されてしまうのか、そんなことが気になった。