1836年の崩壊寸前のアラモ砦の近くに転送される。既にデイヴィー・クロケットは亡くなっており、砦は風前の灯といった状態である。
テキサスを巡っての米墨両国のせめぎ合いである。19世紀の半ばまでしばしば両国は小競り合いしていたようである。この砦の崩壊でテキサス在住のアメリカ人たちはメキシコからの独立に動いたというが、世界史ではなかなかそういうところまで学習できなかった。こうしたドラマで少しだけその一端をみさせてもらったような感じだ。
今回は司令官のトラヴィス大佐がトンネルで現代に呼びこまれ、自らの死をみるという部分が印象に残る。扮しているのはローディス・リーズン。資料によると東宝が1967年に製作した「キングコングの逆襲」でカール・ネルソン司令官役で出演しているという。残念ながら、この東宝作品は観ていない。