【曲目】
《CD1-2》
ヘンデル:オラトリオ『エジプトのイスラエル人』(全曲)~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ), ダーレ・ブラックバーン(テノール), コルレーン・ビショフ(ソプラノ), ドン・ワッツ(バス), 他, ユタ大学混声合唱団, ユタ交響楽団, モーリス・アブラヴァネル(指揮)[録音]1957年
《CD3-4》
ヘンデル:オラトリオ『ユダス・マカベウス』(全曲)~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ), マルティナ・アローヨ(ソプラノ), ジョン・マッカラム(テノール), ドン・ワッツ(バス), 他, ユタ大学混声合唱団, ユタ交響楽団, モーリス・アブラヴァネル(指揮)[録音]1958年
《CD5》
1-2) ヘンデル:オラトリオ『メサイア』より「見よ、おとめがみごもって」「彼は侮られて」~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)エイドリアン・ボールト(指揮)ロンドン交響楽団[録音]1962年,
3-4) グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』より「エウリディーチェを失って」「神よ、どうしたというのでしょう」,
5) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より「ママも知るとおり」,
6-8) ビゼー:歌劇『カルメン』より「恋は野の鳥(ハバネラ)」「セビリャの砦近く(セギディーリャ)」「何度やっても同じこと(カルタの歌)」,
9) グノー:歌劇『サッフォー』より「不滅のリラよ」,
10) サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』より「あなたの声に心は開く」,
11) チャイコフスキー:歌劇『オルレアンの少女(ジャンヌ・ダルク」』より「さようなら、故郷の丘や畑よ」~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)ヤーノシュ・クルカ(指揮)ベルリン放送交響楽団[録音]1962年,
12-15)ファリャ:『恋は魔術師』より「悩ましい愛の歌」「火祭りの踊り」「きつね火の歌」「朝の鐘」~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)ロリン・マゼール(指揮)ベルリン放送交響楽団[録音]1965年,
16-19) ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』より「茂る数限りない樅の木の下」「美しい庭に」「お慈悲を! おゆるしを! 犯した罪に苦しむ女を!」「ああ、死の贈り物よ」~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)ゲオルク・ショルティ(指揮)コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団[録音]1965年
《CD6》
1) ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』より「地獄の王よ」,
2-3) ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』より「おお、むごい運命よ」「世のむなしさを知る神」,
4-5) ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』より「炎は燃えて」「彼女は足枷を課せられ」,
6) ヴェルディ:歌劇『アイーダ』より「勝ちて帰れ」,
7-9) ヴェルディ:歌劇『マクベス』より「この勝利の日に…さあ、早く来て」「日の光が薄らいで」「消えてしまえ、いまわしい染みよ」,
10-12) ワーグナー:歌劇『タンホイザー』より「いとしい人よ、こちらへおいで」「いつでも私の歌だけが」「行っておしまい、むごい人よ」,
13) ブラームス:『調べのように私を通り抜ける』Op.105-1,
14) ブラームス:『サッフォー風の頌歌』Op.94-4,
15) ブラームス:『エオリアンハープに寄せて』Op.19-5,
16) ブラームス:『おお涼しい森よ』Op.72-3,
17) ブラームス:『昔の恋』Op.72-1,
18) ブラームス:『別れ』Op.14-5
~ グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ), ヤーノシュ・クルカ(指揮)ベルリン放送交響楽団, ハンス・レーヴライン(指揮)ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団, ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)バイロイト祝祭管弦楽団, エリック・ヴェルバ(ピアノ), セバスティアン・ペシュコ(ピアノ)[録音]1962-1965年
《CD7》
シューベルト:
1) 音楽に寄せて D.547,
2) 若い尼 D.828,
3) 万霊節の日のための連梼 D.343,
4) 憩いなき愛 D.138,
5) 影法師 D.957-13,
6) 冥府への旅 D.526,
7) さすらい人 D.493,
8) 夜と夢 D.827,
9) 解消 D.807,
10) 鱒 D.550,
ブラームス:
11-18) ジプシーの歌 Op. 103(抜粋8曲),
19) 死、それは清々しい夜 Op.96-1,
20) 甲斐なきセレナーデ Op.84-4,
21) リスト:それは素晴らしいこと S.314,
ヴォルフ:
22) ヴァイラの歌,
23) 眠るみどり児イエス,
24) アナクレオンの墓,
25) ひめごと,
R.シュトラウス:
26) 献呈 Op.10-1,
27) ダリア Op.10-4,
28) あこがれ Op.32-2,
29) セレナード Op.17-2
~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)エリック・ヴェルバ(ピアノ) セバスティアン・ペシュコ(ピアノ)[録音]1962-1963年
《CD8》《フィーチャリング・ディオンヌ・ワーウィック》
1) Just Like A Woman,
2) Sometimes When We Touch,
3) When I Fall In Love,
4) We Had This Time,
5) Smile,
6) Will You Still Love Me Tomorrow,
7) Everytime,
8) Wee Small Hours Of The Morning,
9) Was It A Dream,
10) My Way
~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)[録音]1995年
【DVD】
ビゼー:歌劇『カルメン』全曲 ~ グレース・バンブリー(カルメン), ジョン・ヴィッカーズ(ドン・ホセ), フスティーノ・ディアス(エスカミーリョ), ミレッラ・フレーニ(ミカエラ), オリヴェラ・ミリャコヴィッチ(フラスキータ), ユリア・ハマリ(メルセデス), 他, ウィーン国立歌劇場合唱団, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮, 芸術監督), [収録]1967年
《CD1-2》
ヘンデル:オラトリオ『エジプトのイスラエル人』(全曲)~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ), ダーレ・ブラックバーン(テノール), コルレーン・ビショフ(ソプラノ), ドン・ワッツ(バス), 他, ユタ大学混声合唱団, ユタ交響楽団, モーリス・アブラヴァネル(指揮)[録音]1957年
《CD3-4》
ヘンデル:オラトリオ『ユダス・マカベウス』(全曲)~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ), マルティナ・アローヨ(ソプラノ), ジョン・マッカラム(テノール), ドン・ワッツ(バス), 他, ユタ大学混声合唱団, ユタ交響楽団, モーリス・アブラヴァネル(指揮)[録音]1958年
《CD5》
1-2) ヘンデル:オラトリオ『メサイア』より「見よ、おとめがみごもって」「彼は侮られて」~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)エイドリアン・ボールト(指揮)ロンドン交響楽団[録音]1962年,
3-4) グルック:『オルフェオとエウリディーチェ』より「エウリディーチェを失って」「神よ、どうしたというのでしょう」,
5) マスカーニ:歌劇『カヴァレリア・ルスティカーナ』より「ママも知るとおり」,
6-8) ビゼー:歌劇『カルメン』より「恋は野の鳥(ハバネラ)」「セビリャの砦近く(セギディーリャ)」「何度やっても同じこと(カルタの歌)」,
9) グノー:歌劇『サッフォー』より「不滅のリラよ」,
10) サン=サーンス:歌劇『サムソンとデリラ』より「あなたの声に心は開く」,
11) チャイコフスキー:歌劇『オルレアンの少女(ジャンヌ・ダルク」』より「さようなら、故郷の丘や畑よ」~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)ヤーノシュ・クルカ(指揮)ベルリン放送交響楽団[録音]1962年,
12-15)ファリャ:『恋は魔術師』より「悩ましい愛の歌」「火祭りの踊り」「きつね火の歌」「朝の鐘」~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)ロリン・マゼール(指揮)ベルリン放送交響楽団[録音]1965年,
16-19) ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』より「茂る数限りない樅の木の下」「美しい庭に」「お慈悲を! おゆるしを! 犯した罪に苦しむ女を!」「ああ、死の贈り物よ」~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)ゲオルク・ショルティ(指揮)コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団[録音]1965年
《CD6》
1) ヴェルディ:歌劇『仮面舞踏会』より「地獄の王よ」,
2-3) ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』より「おお、むごい運命よ」「世のむなしさを知る神」,
4-5) ヴェルディ:歌劇『トロヴァトーレ』より「炎は燃えて」「彼女は足枷を課せられ」,
6) ヴェルディ:歌劇『アイーダ』より「勝ちて帰れ」,
7-9) ヴェルディ:歌劇『マクベス』より「この勝利の日に…さあ、早く来て」「日の光が薄らいで」「消えてしまえ、いまわしい染みよ」,
10-12) ワーグナー:歌劇『タンホイザー』より「いとしい人よ、こちらへおいで」「いつでも私の歌だけが」「行っておしまい、むごい人よ」,
13) ブラームス:『調べのように私を通り抜ける』Op.105-1,
14) ブラームス:『サッフォー風の頌歌』Op.94-4,
15) ブラームス:『エオリアンハープに寄せて』Op.19-5,
16) ブラームス:『おお涼しい森よ』Op.72-3,
17) ブラームス:『昔の恋』Op.72-1,
18) ブラームス:『別れ』Op.14-5
~ グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ), ヤーノシュ・クルカ(指揮)ベルリン放送交響楽団, ハンス・レーヴライン(指揮)ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団, ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指揮)バイロイト祝祭管弦楽団, エリック・ヴェルバ(ピアノ), セバスティアン・ペシュコ(ピアノ)[録音]1962-1965年
《CD7》
シューベルト:
1) 音楽に寄せて D.547,
2) 若い尼 D.828,
3) 万霊節の日のための連梼 D.343,
4) 憩いなき愛 D.138,
5) 影法師 D.957-13,
6) 冥府への旅 D.526,
7) さすらい人 D.493,
8) 夜と夢 D.827,
9) 解消 D.807,
10) 鱒 D.550,
ブラームス:
11-18) ジプシーの歌 Op. 103(抜粋8曲),
19) 死、それは清々しい夜 Op.96-1,
20) 甲斐なきセレナーデ Op.84-4,
21) リスト:それは素晴らしいこと S.314,
ヴォルフ:
22) ヴァイラの歌,
23) 眠るみどり児イエス,
24) アナクレオンの墓,
25) ひめごと,
R.シュトラウス:
26) 献呈 Op.10-1,
27) ダリア Op.10-4,
28) あこがれ Op.32-2,
29) セレナード Op.17-2
~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)エリック・ヴェルバ(ピアノ) セバスティアン・ペシュコ(ピアノ)[録音]1962-1963年
《CD8》《フィーチャリング・ディオンヌ・ワーウィック》
1) Just Like A Woman,
2) Sometimes When We Touch,
3) When I Fall In Love,
4) We Had This Time,
5) Smile,
6) Will You Still Love Me Tomorrow,
7) Everytime,
8) Wee Small Hours Of The Morning,
9) Was It A Dream,
10) My Way
~グレース・バンブリー(メゾ・ソプラノ)[録音]1995年
【DVD】
ビゼー:歌劇『カルメン』全曲 ~ グレース・バンブリー(カルメン), ジョン・ヴィッカーズ(ドン・ホセ), フスティーノ・ディアス(エスカミーリョ), ミレッラ・フレーニ(ミカエラ), オリヴェラ・ミリャコヴィッチ(フラスキータ), ユリア・ハマリ(メルセデス), 他, ウィーン国立歌劇場合唱団, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮, 芸術監督), [収録]1967年
この人はレオンタイン・プライスよりほぼ一回り近く若いアメリカの黒人歌手。ただし、ソプラノではなく、メゾ・ソプラノである。1937年1月4日生まれということだから、先日80歳になったばかりということになる。DGというよりユニヴァーサル傘下のレーベルに入れた録音を網羅したボックスで、最後の映像ものは確か当初はフィリップスで出ていたような気がする。この映像は映画版で何せカラヤン御大の監督演出というだけでなく、民衆暴動の扇動者として出演もしている作品だ。また第2幕は踊りのシーンを拡大、「アルルの女」第2組曲のファランドールまで挿入するという念の入れようだ。また、グランド・オペラのスタイルでレシタティーヴォはビゼーの友人のギローが担当しているので、彼が編んだ組曲の1曲が挿入されても違和感はない。ただ好みを言わせてもらったら、こうした映画ではなく、舞台のライヴを観た方がいい。
このボックスで変わり種はポピュラーのアルバムの収録されている一方、ヘンデルの「メサイヤ」ではない、日本ではあまり馴染みのないものが収録されているところだろう。その内、2つ目の「ユダス・マカベウス」の方で「勝者をたたえる歌」はよくスポーツの表彰式なんかで鳴るのだが、原曲はもっとテンポが速くこじんまりとしたものである。歌曲やアリアも多く収録されているが、この人の十八番はやはりカルメンなのかもしれない。後はヴェルディの諸役か。「タンホイザー」の曲はヴェーヌスのものを唄っているが、こちらは残念ながらピンと来なかった。