つい最近、テレビ東京系列で「おそ松さん」が放映されて人気を博していたが、元祖の「おそ松くん」も1966年にアニメ化されて放映されていた。あまり再放送されておらず、一時期フィルムが行方不明になって、消失が心配されたが、製作元の大阪の毎日放送の保管庫で再発見された。それで104話ほどがDVDになってリリースされた。
意外と主人公の6つ子たちもいい子ではなく、ずる賢い。また、チビ太やイヤミなど他の設定はエピソードによって異なるのも、再見した時の発見であった。中には6つ子が全く出て来ないものもあったりする。基本的にナンセンスな内容だが、中にはシリアスでドラマティックなものがあるのは驚きだった。主題歌だが、前半に流れていたのは、渡辺浦人の作曲。この人は交響組曲「野人」が代表作で戦時中に結構演奏された反動で戦後は戦争協力者という烙印をおされた人。こういう分野で活動していたとはと驚いた。この人の息子が渡辺岳夫で「巨人の星」の主題歌などで有名な作曲家だった。
意外さが相当あった作品だった。以下、スタッフ・キャストをウィキペディアから転載しておく。
キャスト(第1作)[編集]
- おそ松(声 - 加藤みどり)
- カラ松、チョロ松(声 - 鈴木富美子→山本圭子)
- 一松、トド松(声 - 北浜晴子、山本圭子)
- 十四松(声 - 東美江)
- トト子(声 - 白石冬美、沢田和子(4話、27話-32話))
- イヤミ(声 - 小林恭治)
- チビ太(声 - 田上和枝(1話-25話)→水垣洋子(26話-38話、40話、41話、43話、50話)→沢田和子(39話-最終話))
- かあさん(声 - 麻生みつ子(1話-25話)→近藤高子(39話-最終話))
- とうさん(声 - 八奈見乗児(1話-25話)→鈴木泰明(39話-最終話)、小林恭治(27話、28話))
- ハタ坊(声 - 貴家堂子)
- デカパン(声 - 神山卓三→和久井節緒)
- ダヨーン(声 - 神山卓三(第1話のみ)→大竹宏)
- モグラ(声 - 中村正)
- その他 - 増岡弘、有本欽隆、北山年夫、小宮山清、島田彰他
スタッフ(第1作)[編集]
- 原作・監修 - 赤塚不二夫
- 脚色・絵コンテ - 鈴木伸一、永沢詢、広田清、北川今、於田次郎、藤正紀、関龍二、高木厚 他
- 作画演出 - 宮沢一夫、クニトシロウ、鈴木伸一 他
- 美術 - 児玉喬夫、半藤克美
- 音楽 - 渡辺浦人(第25話まで)→三保敬太郎(第26話から)
- 撮影 - 高橋宏固 他
- オーディオ演出 - 松下秀民、川瀬絢一郎
- 協力 - 俳協、現代劇場(クレジット上ではその他)
- 製作担当 - 上野壽夫
- 制作 - 山本善次郎
- 演出チーフ - 永沢詢
- 企画制作 - 毎日放送、チルドレンズ・コーナー、スタジオ・ゼロ(第26話以降)
主題歌
「おそ松くんのうた」(第1話 - 第25話)
- 作詞 - 赤塚不二夫 / 作曲 - 渡辺浦人 / 唄 - 六つ子(加藤みどり、山本圭子、北浜晴子、東美江)、イヤミ(小林恭治)、チビ太(田上和枝) セリフ - 松代(麻生みつ子)
- 「おそ松くんのうた2」(第26話 - 最終話)
- 作詞 - 赤塚不二夫 / 作曲 - 三保敬太郎 / 唄 - 藤田まこと