【収録情報】
● ムソルグスキー:歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』全曲
ボリス・ゴドゥノフ/ミロスラヴ・チャンガロヴィチ(バス)
クセニヤ/ミルカ・クラリッチ(ソプラノ)
ピーメン/ニコラ・ギュゼレフ(バス)
グリゴーリ/リュボミール・ボドゥロフ(テノール)
ワルラーム/ラドゥコ・コロシェッツ(バス)
聖愚者/イーヴィツァ・キシュ(テノール)、他
ザグレブ国立歌劇場合唱団
NHK交響楽団
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
録音時期:1965年9月4日
録音場所:東京文化会館
録音方式:ステレオ(ライヴ)
● ムソルグスキー:歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』全曲
ボリス・ゴドゥノフ/ミロスラヴ・チャンガロヴィチ(バス)
クセニヤ/ミルカ・クラリッチ(ソプラノ)
ピーメン/ニコラ・ギュゼレフ(バス)
グリゴーリ/リュボミール・ボドゥロフ(テノール)
ワルラーム/ラドゥコ・コロシェッツ(バス)
聖愚者/イーヴィツァ・キシュ(テノール)、他
ザグレブ国立歌劇場合唱団
NHK交響楽団
ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)
録音時期:1965年9月4日
録音場所:東京文化会館
録音方式:ステレオ(ライヴ)
>ムソルグスキーの歌劇『ボリス・ゴドゥノフ』は1919年に露西亜大歌劇が本邦初演を行いましたが、言葉の問題などもありなかなか上演されることもありませんでした。それゆえ1965年9月のスラヴ歌劇による上演は、日本の音楽ファンにとり一大イベントでした。
シャリアピンの再来と言われたチャンガロヴィチがボリスを演じ、意に染まぬまま皇帝となり属国ポーランドの策略で皇帝の座を奪われ死んでいく姿を示し、聴衆に大きな感銘を与えました。
リムスキー=コルサコフ編1906年版による演奏で、原典版の斬新さはないものの、流麗に響くオーケストラが美しく、マタチッチとNHK交響楽団が充実した力演を繰り広げるのも魅力。ザグレブ国立歌劇場合唱団の魅力も特筆で、民衆の声の威力を納得させてくれます。
今から半世紀も前に、かくも凄い公演が日本で行われていたことに言葉を失う記録の登場です。(販売元情報)
「イーゴリ公」と同時に出たNHKスラヴ歌劇の記録の一つ。これはマタチッチとN響との最初の出会いでもあったのではなかろうか。しかもステレオ録音で残っているのは感激である。後はのこる2作品と映像ソフトが出れば良いがと念じている。
シャリアピンの再来と言われたチャンガロヴィチがボリスを演じ、意に染まぬまま皇帝となり属国ポーランドの策略で皇帝の座を奪われ死んでいく姿を示し、聴衆に大きな感銘を与えました。
リムスキー=コルサコフ編1906年版による演奏で、原典版の斬新さはないものの、流麗に響くオーケストラが美しく、マタチッチとNHK交響楽団が充実した力演を繰り広げるのも魅力。ザグレブ国立歌劇場合唱団の魅力も特筆で、民衆の声の威力を納得させてくれます。
今から半世紀も前に、かくも凄い公演が日本で行われていたことに言葉を失う記録の登場です。(販売元情報)
「イーゴリ公」と同時に出たNHKスラヴ歌劇の記録の一つ。これはマタチッチとN響との最初の出会いでもあったのではなかろうか。しかもステレオ録音で残っているのは感激である。後はのこる2作品と映像ソフトが出れば良いがと念じている。
マタチッチが最初にNHK交響楽団と練習に臨んだ時に、「いい音をしている」と笑顔になったという話が残っている。そして、東京文化会館のピットから聴こえる音はなかなか充実している。またコーラスもザグレブの歌劇場から招請していることもいい効果となっている。イタリア歌劇では日本のコーラスがまだ慣れてなく歌唱に洗練度が不足していたが、この公演は手慣れた感じがいい。残念ながら歌手には詳しくないが、タイチルロールのチャンガロヴィチという歌手は深い感じの声で朗々と響くバス。シャリアピンの再来という上記の説明も大袈裟ではないような気がする。