【収録情報】
● ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 op.67
● シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』
● ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調 op.67
● シューベルト:交響曲第8番ロ短調 D.759『未完成』
近衛秀麿指揮 読売日本交響楽団
録音時期:1968年2月21日
録音場所:東京都、杉並公会堂
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
録音場所:東京都、杉並公会堂
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
これは元々学研のために録音したもののシリーズの一つ。かつてLPの頒布会があって、紹介してもらって買ってもらったLPが今も我が家に残っている。それは日本ビクターのマークが付いている。したがって、CDになって久々に聴く録音ではある。
先日、BSプレミアムで「戦火のマエストロ・近衛秀麿~ユダヤ人演奏家の命を救った男」の再放送を観て、俄かに近衛のことが気になりだしていた。既に同シリーズのドヴォルザークの「新世界より」や戦前BPOを振ったDGの「はげ山の一夜」なんかは持っていた。組み合わせが何ともありふれていたが、ベートーヴェンは近衛版というのがきっかけだ。ここでもその近衛版で録音している。楽器を追加したり、八分音符を休止に変えて、冒頭のモティーフを際立せているのが特徴。よく聴かないとわからないが、響きが他の録音と違うと思うところはそういった関係だろう。
解説にはないが、録音年月日から察すると、この演奏でバス・トロンボーンを担当していたのは、今指揮者として活躍している汐澤安彦氏なのかもしれない。1962年入団し、1970年に退団している。まだメンバーだった時期に当たる。当時は既に指揮者になるべく活動もしていた時期でもあるので、断定はできない。