ジェス・トーマス(ジークフリート)
ゲルハルト・シュトルツェ(ミーメ)
トーマス・ステュアート(さすらい人)
ゾルターン・ケレメン(アルベリヒ)
カール・リッダーブッシュ(ファフナー)
ヘルガ・デルネシュ(ブリュンヒルデ)
オラリア・ドミンゲス(エルダ)
キャサリン・ゲイヤー(森の小鳥)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
1968年12月＆1969年2月
イエス・キリスト教会
この作品から歌手陣もワーグナーの「指輪」らしくなった感じがした。ブリュンヒルデがヘルガ・デルネシュに代わって、強靭さが出てきたようだ。ジークフリートのジェス・トーマスも60年代にはよくワーグナーを歌っていた人だった。しかし、カラヤンのオーケストラを前面に出す姿勢はそのままで、ステレオ収録だから楽器の動きもよくわかる。ただ、ヘッドフォーンで聴いてみると若干編集の跡がわかるし、ヒスもあったりする。
上の写真は実際に購入したBOXの様子である。「eloquence」という廉価盤シリーズの一つ。コストを抑えたのか、冊子はあるがトラックと時間の掲載表であり、解説も対訳も載っていない。年齢を重ねるとそういうのを読むのが億劫になるので、いっそその方がいいとも思った。