ロラン・ペリの魔術によってカラフルによみがえる、グランド・オペラの傑作『悪魔のロベール』
マイアベーアのパリにおける成功を決定付けることになった作品『悪魔のロベール』。19世紀ヨーロッパの舞台を支配した、このグランド・オペラが、鬼才ロラン・ペリのカラフルなステージによって新たな息吹を吹き込まれました。英国ロイヤル・オペラからの注目作です。
ノルマンディ公ロベールは、王女ベルトと悪魔ベルトランの間に生れた子だった。ノルマンディでの残虐行為のゆえにかの地を追放され、パレルモに至ったロベールは、ここでシチリアの王女イザベルに出会い恋に落ちる。シチリア王に歯向かったロベールを救ったのは、ベルトラン。彼は騎士だと偽ってロベールに付き従いつつ、息子を悪魔に引き渡そうとしている。そして、母の死をしらせにやってきた妹のアリスが、悪魔の誘惑からロベールを救おうとし・・・
注目の若手ブライアン・ハイメルが好演しているほか、パトリツィア・チオーフィが抜群の存在感を見せ付けています。(COLUMBIA)
【収録情報】
・マイアベーア:歌劇『悪魔のロベール』全曲
ロベール:ブライアン・ハイメル(テノール)
イザベル:パトリツィア・チオーフィ(ソプラノ)
ベルトラン:ジョン・レリエ(バス)
アリス:マリーナ・ポプラフスカヤ(ソプラノ)
ランボー:ジャン=フランソワ・ボラ(テノール)
アルベルティ:ニコラ・クルジャル(バリトン)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
ダニエル・オーレン(指揮)
演出:ロラン・ペリ
収録時期:2012年12月6日
収録場所:ロンドン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)
マイアベーアのパリにおける成功を決定付けることになった作品『悪魔のロベール』。19世紀ヨーロッパの舞台を支配した、このグランド・オペラが、鬼才ロラン・ペリのカラフルなステージによって新たな息吹を吹き込まれました。英国ロイヤル・オペラからの注目作です。
ノルマンディ公ロベールは、王女ベルトと悪魔ベルトランの間に生れた子だった。ノルマンディでの残虐行為のゆえにかの地を追放され、パレルモに至ったロベールは、ここでシチリアの王女イザベルに出会い恋に落ちる。シチリア王に歯向かったロベールを救ったのは、ベルトラン。彼は騎士だと偽ってロベールに付き従いつつ、息子を悪魔に引き渡そうとしている。そして、母の死をしらせにやってきた妹のアリスが、悪魔の誘惑からロベールを救おうとし・・・
注目の若手ブライアン・ハイメルが好演しているほか、パトリツィア・チオーフィが抜群の存在感を見せ付けています。(COLUMBIA)
【収録情報】
・マイアベーア:歌劇『悪魔のロベール』全曲
ロベール:ブライアン・ハイメル(テノール)
イザベル:パトリツィア・チオーフィ(ソプラノ)
ベルトラン:ジョン・レリエ(バス)
アリス:マリーナ・ポプラフスカヤ(ソプラノ)
ランボー:ジャン=フランソワ・ボラ(テノール)
アルベルティ:ニコラ・クルジャル(バリトン)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
ダニエル・オーレン(指揮)
演出:ロラン・ペリ
収録時期:2012年12月6日
収録場所:ロンドン、ロイヤル・オペラ・ハウス(ライヴ)
マイヤベーヤというと、ナチスが3Mの一人に挙げて演奏禁止にしたユダヤ系の作曲家である。そして、従来よく聴くのは、歌劇「預言者」の中の戴冠式行進曲くらいであった。したがって殆ど未知の作曲家といっていい。多分。コヴェントガーデンのアンサンブルなので、作品をちゃんと再現してくれるだろうという期待で手にした盤である。
主人公の父親は悪魔のベルトランで人間と悪魔のハーフという設定で、悪魔ということで故国を追われているという設定。悪魔の誘いをどうはねのけるかというのが焦点の話である。
今回この舞台を見ると、極端な現代化されたものでないのが、まず良かった。時代設定は16世紀だが、もう少し300年くらい時代が下ったような扮装になっていた。しかし、日本人にはあまり馴染みのない話なので、そこらはあまり気にならない。
このディスクは海外盤ながら日本語字幕で鑑賞できるのはありがたい。