(収録内容)
①ドヴォルザーク:交響曲第7番ニ短調作品70
②スメタナ:歌劇「売られた花嫁」序曲
③スメタナ:歌劇「売られた花嫁」より 3つの舞曲
④スメタナ:交響詩「モルダウ」
レナード・バーンスタイン指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック
①②1963年1月28日 フィルハーモニー・ホール(現・エイヴェリー・フィッシャー・ホール)
③1965年2月1日 マンハッタン・センター ④1964年11月23日 マンハッタン・センター
いずれもセッション録音
以前から①のドヴォルザークは気になっていた。何故か日本での発売はLPもCDもないという。わずかにCD時代に入って、景品CDとして使われていたのを印刷物で目にした。そこに日本未発売と書かれていた。日本コロムビアもCBSソニーも売れないと判断したのであろうか。
確かに第8番や第9番「新世界より」に比べると地味な作品だが、味わうとなかなかの名曲なのだが。バーンスタインは第9番だけは3回もセッション録音しているが、他はこの第7番のみのようだ。これが若さに任せたものではなく、意外と叙情的に聴こえたから、驚いた。もちろん爽やかだが、ドヴォルザークの持つ素朴さもあった。
フィルアップは全てスメタナだ。③の3つの舞曲だけはゴルドマルクの交響曲「田舎の婚礼」と同梱されていて重複していて、購入を躊躇させた原因にもなったが、今回目をつぶった。同じオペラの序曲や「モルダウ」も聴いてみたくなったからだ。序曲や舞曲は溌溂した演奏ぶりが好感持てたが、交響詩「モルダウ」は平凡に聴こえてつまらなかった。
バーンスタインはいろいろ波があるのだが、そこがまた面白いのである。