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クーベリックの珍しいライヴ録音集

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【曲目】
(1)マーラー:嘆きの歌(第1稿)[ 録音:1979年6月8日/バイエルン放送(ライヴ)]
(2)ブラームス:アルト・ラプソディOp.53 [ 録音:1962年6月18日/バイエルン放送(ライヴ)]
(3)シェーンベルク:グレの歌(抜粋)[ 録音:1965年3月10-12日/ミュンヘン(ライヴ)]

【演奏】
ユリア・ハマリ(S)、ローゼ・ワーゲマン(Ms)、デイヴィッド・レンダル(Ten)(1)
グレース・ホフマン(コントラルト)(2)
インゲ・ボルフ(Sop)、ヘルベルト・シャハトシュナイダー(Ten)、キース・エンゲン(Br)(3)
ラファエル・クーベリック(指揮)バイエルン放送交響楽団・合唱団

 3つの中で、メインは何と言ってもマーラーであろう。DGのマーラー全集にもAuditeの全集にも含まれていなかった「嘆きの歌」だからだ。しかも、オリジナル版で第1部の発端部分も演奏されているからたまらない。音質もよく聴きやすい。アプローチはブーレーズよりも穏当であるように感じる。しかし、模範的な演奏はこちらではなかろうか。

 表示はモノラルとステレオの表示はあるが、どれも立体的な音がするのは、自分の耳がよくないのだろうか。また、収録の曲がマーラーの「嘆きの歌」にネガティヴな評価を与えたブラームスの「アルト・ラプソディ」が続いているのは、何か皮肉なものを感じる。

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