Quantcast
Channel: 趣味の部屋
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1029

モートン・グールド/シカゴ交響楽団とのRCA録音全集

$
0
0
モートン・グールド/シカゴ交響楽団とのRCA録音全集(6CD)
収録情報】
Disc1
● モートン・グールド:管弦楽のためのスピリチュアルズ
● コープランド:舞踏交響曲

 録音時期:1965年2月(原盤番号:LSC-2850)

Disc2
● アイヴズ:『アメリカ』の主題による変奏曲

● アイヴズ:交響曲第1番ニ短調
 録音時期:1966年1月、1965年11月(原盤番号:LSC-2893)

Disc3
チャイコフスキー:
● 『眠れる森の美女』~ワルツ
● 弦楽セレナード~ワルツ
● 『くるみ割り人形』~花のワルツ
● 『くるみ割り人形』~終幕のワルツとアポテオーズ』
● 『白鳥の湖』~ワルツ
● 『白鳥の湖』~小品円舞曲
● 『白鳥の湖』~白鳥のワルツ』
● 交響曲第5番ホ短調~第3楽章:ワルツ
● 歌劇『エフゲニ・オネーギン』~ワルツ

 録音時期:1965年11月、1966年1月(原盤番号:LSC-2890)

Disc4
● ニールセン:クラリネット協奏曲 Op.57
● ニールセン:交響曲第2番ロ短調 Op.16『4つの気質』

 録音時期:1966年6月(原盤番号:LSC-2920)

Disc5
● アイヴズ:オーケストラル・セット第2番
● アイヴズ:「三つのニュー・イングランドの場所」より コネチカット州レディングのパットナム将軍の野営
● アイヴズ:ロバート・ブラウニング序曲

 録音時期:1967年2月(原盤番号:LSC-2959)

Disc6
● リムスキー=コルサコフ:交響曲第2番嬰ヘ短調 Op.9『アンタール』
● ミャスコフスキー:交響曲第21番嬰ヘ短調 Op.51

 録音時期:1968年1月(原盤番号:LSC-3022)

 ベニー・グッドマン(クラリネット/Disc4:協奏曲)
 シカゴ交響楽団
 モートン・グールド(指揮)
 モートン・グールドはマルチな音楽家だった。作曲家、指揮者、アレンジャーとして子供の頃、何故か知っていた。クラシックばかりでなくポピュラーまで範囲が及んでいたように思う。これはシカゴ交響楽団と共演して、RCAビクターに入れた全録音をボックスにしたものという。一部は、レコード店の独自企画で出ていたものもあったが、これはCSOとの共演録音の全貌を収めている。
 
 さて、内容だが、なかなかマニアックな選曲だなと思う。自作が一つしかないのは意外だが、アイヴズ、コープランドなどのアメリカもの、ニールセンのクラリネット協奏曲や交響曲第2番、それに後はロシアものというはユニーク。チャイコフスキーはワルツに焦点を絞っているのが面白い。リムスキー=コルサコフも「アンタール」というのが渋い。ミャスコフスキーなど、この当時知っている人は限られていたのではなかろうか。ソリストとしてベニー・グッドマンが登場しているが、この当時はコロムビアの専属ではなかったのだろうか。この人のモーツァルトなんかは有名だったが、ニールセンも録音していたと知った時は驚いた。ジャズばかりでなく、こうしたレパートリーもあって、堂々の吹奏ぶりは流石である。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 1029

Trending Articles