[DISC 1]
《陽旋法に拠る交響曲》(1961)上田仁(指揮)東京交響楽団
(※ 音源提供:TBSヴィンテージクラシックス)
《ピアノ・ソナタ》(1968/1973)村上弦一郎(ピアノ)
《チェロ・ソナタ》(1973)井上頼豊(チェロ)村上弦一郎(ピアノ)
《青春賦》(1974)堀田康夫(指揮)成蹊大学ギターソサエティー
[DISC 2]
バレエ音楽《角兵衛獅子》(1963)福田一雄(指揮)シアターオーケストラトーキョー
《陽旋法に拠る交響曲》(1961)上田仁(指揮)東京交響楽団
(※ 音源提供:TBSヴィンテージクラシックス)
《ピアノ・ソナタ》(1968/1973)村上弦一郎(ピアノ)
《チェロ・ソナタ》(1973)井上頼豊(チェロ)村上弦一郎(ピアノ)
《青春賦》(1974)堀田康夫(指揮)成蹊大学ギターソサエティー
[DISC 2]
バレエ音楽《角兵衛獅子》(1963)福田一雄(指揮)シアターオーケストラトーキョー
この人も映画館で知った作曲家である。「陸軍中野学校」といった増村保造監督の大映作品やテレビ映画「ザ・ガードマン」の音楽を担当した人。やはり伊福部昭の門下生の一人で、同門の小杉太一郎はこの人の妹と結婚しているので、義兄弟という関係。また長兄は新劇俳優の山内明、次兄は脚本家の山内久である。写真を見るとやはり俳優の山内明によく似ている。
さて、やはり作曲家として映画のための音楽ばかりを手がけていたのはではなく、コンサートやバレエのための音楽もしっかり書いている。これはそうした作品を集めた初めてのアルバムとなる。ことに最後のバレエ音楽「角兵衛獅子」は魅力的な作品だった。日本的なメロディやリズムの面白さもあった。演奏はK-カンパニーなどで知られるオーケストラで、蘇演された折の演奏のようである。小難しい現代音楽ばかりという聴衆の思い込みもあって、演奏され聴かれる機会はまだまだ少ない。もったいないようにも思う。