ペッテション:交響曲第8番
トーマス・ザンデルリング指揮 ベルリン放送交響楽団
1984.4.30 ゼンデザール、ベルリン(ライヴ)
CPOのペッテションの交響曲シリーズの一つ。これは当時東ドイツで行われた演奏会ライヴとの表示がある。指揮者はあの巨匠の息子にあたる人で、シベリアで生まれたドイツの指揮者である。
さて、本作品はこの人の交響曲の中で最高の作と言われている。相変わらず暗い音楽だが、第9番や第15番などに比べたら、救いがないような感じでもない。まだ抒情的な部分もあって、聴きやすい。声楽もなく至極オーソドックスでロマン派後期の音楽という聴きざわりである。