マリア・カラス/アット・コヴェント・ガーデン1962&64
マリア・カラスがロンドンのコヴェントガーデン王立歌劇場に1962年と1964年に出演した際のライヴ映像の組み合わせ。1962年のジョルジュ・プレートル指揮によるリサイタル映像は『ドン・カルロ』の壮大で悲劇的なアリア「世の空しさを知る神」と、『カルメン』の抜粋。
1964年の『トスカ』は、イタリアのオペラ指揮者、カルロ・フェリーチェ・チラーリオの指揮でおこなわれた第2幕の舞台映像。この『トスカ』は、直前の全曲上演とは別にBBCによるテレビ放送用のため第2幕のみ上演されたというもので、演出は映画監督フランコ・ゼッフィレッリというのも実に豪華。
今回のブルー・レイ化のために、アビー・ロード・スタジオで音声のリマスターがおこなわれ、画面も1080i HDにアップコンバートされて見やすくなっているということです。(HMV)
【収録情報】
● ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』より『世の空しさを知る神』
● ビゼー:歌劇『カルメン』より前奏曲、『ハバネラ』、第3幕への間奏曲、『セギディーリャ』
マリア・カラス(ソプラノ)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
ジョルジュ・プレートル(指揮)
収録:1962年11月4日(ライヴ)
● プッチーニ:歌劇『トスカ』より第2幕
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
マリア・カラス(トスカ)
ティト・ゴッビ(スカルピア)
レナート・チオーニ(カヴァラドッシ)
ロバート・バウマン(スポレッタ)
デニス・ウィックス(シャルローネ)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)
収録:1964年2月9日(ライヴ)
収録時間:70分
画面:モノクロ、4:3、1080i HD
字幕:なし
Region All
マリア・カラスがロンドンのコヴェントガーデン王立歌劇場に1962年と1964年に出演した際のライヴ映像の組み合わせ。1962年のジョルジュ・プレートル指揮によるリサイタル映像は『ドン・カルロ』の壮大で悲劇的なアリア「世の空しさを知る神」と、『カルメン』の抜粋。
1964年の『トスカ』は、イタリアのオペラ指揮者、カルロ・フェリーチェ・チラーリオの指揮でおこなわれた第2幕の舞台映像。この『トスカ』は、直前の全曲上演とは別にBBCによるテレビ放送用のため第2幕のみ上演されたというもので、演出は映画監督フランコ・ゼッフィレッリというのも実に豪華。
今回のブルー・レイ化のために、アビー・ロード・スタジオで音声のリマスターがおこなわれ、画面も1080i HDにアップコンバートされて見やすくなっているということです。(HMV)
【収録情報】
● ヴェルディ:歌劇『ドン・カルロ』より『世の空しさを知る神』
● ビゼー:歌劇『カルメン』より前奏曲、『ハバネラ』、第3幕への間奏曲、『セギディーリャ』
マリア・カラス(ソプラノ)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
ジョルジュ・プレートル(指揮)
収録:1962年11月4日(ライヴ)
● プッチーニ:歌劇『トスカ』より第2幕
演出:フランコ・ゼッフィレッリ
マリア・カラス(トスカ)
ティト・ゴッビ(スカルピア)
レナート・チオーニ(カヴァラドッシ)
ロバート・バウマン(スポレッタ)
デニス・ウィックス(シャルローネ)
コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
カルロ・フェリーチェ・チラーリオ(指揮)
収録:1964年2月9日(ライヴ)
収録時間:70分
画面:モノクロ、4:3、1080i HD
字幕:なし
Region All
こんな映像が出てくるとは、やはり人気があるからだろう。しかもステレオ音声である。少々割れ気味だが、この歌手のオペラの所作がモノクロながら、見ることができるのは貴重である。「トスカ」第2幕は、テレビ用に撮られたもので、上演途中の拍手もないのは観客はいなかったのかもしれない。最後に観客が映るが編集によるのではないかと思ってしまう。いや、途中では拍手しないようにBBCが観客に求めたのかもしれない。有名なアリア「歌に生き、恋に生き」の後に拍手がないのは、少し拍子抜けがする。
「トスカ」はタイトルロールよりは敵役のスカルピアが中心だ。その憎々しい存在は相当な演技力もいる。ティト・ゴッピはまさにうってつけで、この人の演技も目にできるのはやはりうれしい。東京での「オテロ」のイヤーゴも素晴らしいが、こちらもいいのだ。部分的なのが惜しいが、貴重なものを見せてもらえてうれしい限りだ。