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アルヴィド・ヤンソンスによるショスタコーヴィチ:交響曲第8番

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アルヴィド・ヤンソンス指揮 ベルリン放送交響楽団
ショスタコーヴィチ:交響曲第8番ハ短調 作品65
 
録音時期:1981年11月11日
録音場所:ベルリン放送局大ホール1
録音方式:ステレオ
 
 このショスタコーヴィチの第8番は比較的好きな作品で、気になった指揮者のものはたいていチェックしている。今活躍中のマリス・ヤンソンスの父君による指揮である。息子マリスの録音も手許にあるが、父親はどういうものか。相手は東側のベルリンの放送局のオケだ。同名の西側のオケは今は別名称になり、今もこの名称でこのオーケストラは存続して活動している。
 
 さて、聴くとムラヴィンスキーのものよりも重たい感じがするテンポも遅いが、作曲者の思いはよく伝わっているのではないか。スケルツォ楽章も悲しみの遁走という感じでそう速くはない。息子がピッツバーグ交響楽団を振った演奏もこうまで重い印象はなかった。ムラヴィンスキーはどうか。やや冷徹な感じはするが、重さのイメージはない。一番古いロンジンスキーとNYPによるアメリカ初演のライヴは激しさはあったものの、重いイメージはない。一つにはドイツのオーケストラが演奏しているというのがあるのかもしれない。 

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