享年94歳で亡くなった赤木春恵を偲んで、映画のフィルモグラフィを掲げてみる。あくまでスクリーン上映の作品に限っているので、テレビドラマなどは含まれていない。
こうして眺めると、初期の頃は大映作品だが、1949年あたりから東映京都で撮影されたものが、かなりある。それも1965年あたりまで続く。この頃まで京都を拠点にしていたということであろう。その後、テレビや舞台に活躍の場を見出して、70年代以降は端役ではなく、結構目立つ脇役俳優に変貌しているということだ。
今や同世代の俳優は織本順吉や佐々木すみ江あたり、少し若いのは奈良岡朋子あたりが、いる。そして香川京子や久我美子あたりはもう少し若い。香川、久我と同年ながら山本富士子はどうなのだろうか。少なくとも映画の出演はない。さらに2つ若いのが若尾文子ということになる。元気な人は是非活躍を続けて欲しいと願うだけである。