浮気の季節(阿部豊・日活1959年)
モントゥーによるベルリオーズ:劇的交響曲「ロミオとジュリエット」
【演奏】
レジーナ・レズニック(コントラルト)
アンドレ・タープ(テノール)
デイヴィッド・ウォード(バス)
ロンドン交響楽団合唱団
ロンドン交響楽団
ピエール・モントゥー(指揮)
【録音】
1962年6月 ロンドン、ウォルサムストウ・アッセンブリーホール
ベルリオーズを得意とした巨匠が87歳で成し遂げた唯一の『ロメオとジュリエット』全曲が久々の復活!
晩年のモントゥーがウエストミンスター・レーベルに残した「第九」と並ぶ重要音源である「ロメオとジュリエット」全曲が、国内盤で久々のリリース! 1997年以来の再発となります。モントゥーの没後50年であった2014年に、DECCA、PHILIPSに残されたステレオ音源を「第九」と共にタワー限定企画盤として発売いたしましたが、この「ロメオとジュリエット」は含まれておりませんでした。今回、タワー限定企画盤「ウエストミンスター・レーベル名盤選」Vol.1のひとつとして満を持して再発売いたします。
ベルリオーズの真髄をここまで語り尽くせる指揮者は現代でも少ないのではないでしょうか。モントゥーが残したフランス音楽の音源は、50年以上経った今でも重要な演奏ばかりです。モントゥーによる力みのない自然体の音楽は、例え曲想が強い場面においても、決して緊張が強すぎて音楽が流れないことはありません。逆に弛緩する場面も皆無のため、ベルリオーズの長大な作品においても、その類まれな音楽がすんなり耳に入ってくる効果を生んでいると言えます。このような組み立てを行うモントゥーは現代においても注目すべき存在です。没後50年経っても熱心なファンが多いことも頷けます。音楽的にもスポイルされることがないウエストミンスター・レーベルの録音もモントゥーの特筆を良く捉えており、合唱を含むこの重厚な作品の価値をより高めています。尚、マスター音源は海外のOIBP盤ではなく、国内のマスターを使用しております。 (発売元コメント)
訃報:レオナード・ニモイ
泥だらけの純情(富本壮吉・ホリ企画制作1977年)
アナタハン(ジョセフ・フォン・スタインバーグ・大和プロ1953年)
怒りの海(東宝1944年)
白線秘密地帯(石井輝男・新東宝1958年)
思春の泉(改題:草を刈る娘)(中川信夫・新東宝1953年)
マズア/NYPによるブラームスBOX
ブラームス:
①交響曲第2番ニ長調 Op.73 [40:01]
① 交響曲第3番ヘ長調 Op.90 [35:14]
①交響曲第4番ホ短調 Op.98 [42:31]
②運命の歌 Op.54 [15:08]
ドイツ・レクィエム Op.45 [60:18]
録音場所:ニューヨーク、エイヴリー・フィッシャー・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
原盤:Teldec
アラン・ギルバート/NYPによるニールセン:第5番&第6番
● 交響曲第5番 Op.50, FS.97 (1920-1922)
● 交響曲第6番『素朴な交響曲』 FS.116 (1924-1925)
録音場所:ニューヨーク、リンカーン・センター、エイヴリー・フィッシャー・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND
LPOによるRVW:第4番&第8番
録音場所:ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
録音場所:ロイヤル・フェスティヴァル・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)
ドレスデンによるR.シュトラウス生誕150年コンサート
● リーム:厳粛な歌(管弦楽のための)
● R.シュトラウス:4つの最後の歌 AV.150
● R.シュトラウス:あおい AV.304(リーム編曲による管弦楽伴奏版)
● R.シュトラウス:アルプス交響曲 op.64
クリスチャン・ティーレマン指揮 ドレスデン国立管弦楽団
収録場所:ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
リャプノフ:交響曲第1番他
東京駅を通過する東北線や常磐線列車
不信のとき(大映東京1968年)
砂糖菓子が壊れるとき(大映東京1967年)
シュニトケ:交響曲第3番 ユロフスキー&ベルリン放送交響楽団
● シュニトケ:交響曲第3番 (1981)
ウラディミール・ユロフスキー指揮 ベルリン放送交響楽団
『バラキレフ、リャプノフ:管弦楽作品集』スヴェトラーノフ
ミリー・バラキレフ(1837-1911):
交響曲第1番ハ長調/交響詩「ロシア」/3つのロシアの歌による序曲
交響曲第2番ニ短調/交響詩「ボヘミアにて」
スペインの行進曲の主題による序曲
シェイクスピアの悲劇のための音楽「リア王」/交響詩「タマーラ」
組曲ロ短調/ショパンの4つの小品による組曲ニ短調
東洋的幻想曲「イスラメイ」
セルゲイ・リャプノフ(1859-1924):
交響詩「ジェラソヴァ・ヴォラ」
交響曲第1番ロ短調/東洋的交響詩「ハシシ」
交響曲第2番変ロ短調/ロシアの主題による荘厳序曲
【演奏】
エフゲニー・スヴェトラーノフ(指揮)
ソヴィエト/ロシア国立交響楽団
【録音】
1971-1993年
from Evgeny Svetlanov's Archives
100万人の娘たち(五所平之助・松竹大船1963年)
マルティノン&シカゴ交響楽団 Complete REcordings
【収録情報】
Disc1
● ラヴェル:『ダフニスとクロエ』第2組曲(録音時期:1964年11月)
● ルーセル:『バッカスとアリアーヌ』第2組曲』(録音時期:1964年12月)
Disc2
● ヴァレーズ:『アルカナ』(録音時期:1966年3月)
● マルタン:7つの管楽器とティンパニ、弦楽器のための協奏曲(録音時期:1966年3月)*
Disc3
● ニールセン:交響曲第4番 Op.29『不滅』(録音時期:1966年10月、12月)*
● ニールセン:序曲『ヘリオス』 Op.17(録音時期:1966年10月、12月)*
Disc4
● ビゼー:『アルルの女』第1組曲、第2組曲(録音時期:1967年4月)
● マスネ:タイスの瞑想曲(録音時期:1966年12月)
● ラロ:歌劇『イスの女王』序曲(録音:1967年5月)*
Disc5
● バルトーク:組曲『中国の不思議な役人』 Op.19』(録音時期:1967年4月)
● ヒンデミット:『気高い幻想』(録音時期:1967年10月)
Disc6
● マルティノン:交響曲第4番『至高』(録音時期:1967年11月)*
● メニン:交響曲第7番『交響的変奏曲』(録音時期:1967年10月)*
Disc7
● ウェーバー:クラリネット協奏曲第1番へ短調 Op.73(録音時期:1967年5月、1968年5月)*
● ウェーバー:クラリネット協奏曲第2番変ホ長調 Op.74(録音時期:1967年5月、1968年5月)*
ベニー・グッドマン(クラリネット)
Disc8
● ラヴェル:スペイン狂詩曲(録音時期:1968年4月、5月)
● ラヴェル:組曲『マ・メール・ロワ』(録音時期:1968年4月、5月)
● ラヴェル:序奏とアレグロ(録音時期:1968年4月、5月)
Disc9
● ビゼー:交響曲ハ長調(録音時期:1968年4月)
● メンデルスゾーン:『夏の夜の夢』~序曲、スケルツォ、夜想曲、結婚行進曲(録音時期:1967年7月)*
Disc10
● カサドシュ:ピアノ協奏曲 Op.37(録音時期:1969年6月) *原盤:CBS
ロベール・カサドシュ(ピアノ)
フランス国立放送管弦楽団
● パガニーニ/フレデリック・ストック編:無窮動(録音時期:1966年3月)
● ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ(録音時期:1967年5月)
● ラヴェル:ラ・ヴァルス(録音時期:1967年5月)
● ラヴェル:ボレロ(録音時期:1966年3月)
シカゴ響音楽監督時代のマルティノンの音楽作りは「リズムとフレージングの絶妙な感覚で、オーケストラのテクスチャを見事に浮き上がらせる」と絶賛されました。マルティノンは5年間のシカゴ響在任中にRCAにLPにして9枚分の録音を行なっています。
「精密さ、強度、広大さとリズミカルな覚醒感の組み合わせは、特にこの作曲家の官能的なサウンド~パレットに合う」と評されたラヴェルの主要オーケストラ曲、ルーセル『バッカスとアリアーヌ』やビゼー『アルルの女』などのフランス音楽に重点が置かれつつも、ジャズの巨匠ベニー・グッドマンとのウェーバーのクラリネット協奏曲、さらにはアメリカの作曲家ピーター・メニンの交響曲第7番のほか、マルタン、ヴァレーズ、ヒンデミット、バルトーク、そして自作の交響曲第4番『至高』に至る20世紀作品が数多く取り上げられているのが特徴で、マルティノンが当時シカゴ響で取り組んでいた幅広いレパートリーをうかがい知ることが出来ます。
中でもニールセンの交響曲第4番『不滅』と『ヘリオス』序曲を収めたアルバムは、シカゴ響からスリリングで爆発的なエネルギーを引き出し、フィナーレにおけるティンパニの大胆な強調も含め、非常に明快な解釈で作品の真価を知らしめた最初の演奏といえるでしょう。
マルティノンのシカゴ響時代は、彼にとって音楽的には生涯でも実り多き時代といえるもので、その充実ぶりはこれらRCAの録音に明確に反映されています。シカゴ響自体も、前任者ライナーのもとでむかえた黄金時代の輝きをそのまま踏襲しており、名手のそろった木管・金管、重厚でしかも精密なアンサンブルの弦楽パートなども健在です。
録音面でも、当時のRCAが誇った「リビング・ステレオ」という見事に完成されたテクノロジーによって収録されており、その輝かしいサウンドは今聴いてもじゅうぶんな鮮度を保っています。
【ボックスの内容】
今回のボックスのディスク1~ディスク9は、マルティノンとシカゴ交響楽団とのRCAへのLP9枚分の録音が、初出時のカップリングとジャケット・デザインによって復刻されています。またディスク10には、マルティノンの離任後もしくは没後にようやく発売されたシカゴ響とのオーケストラ曲4曲(日本で世界初CD化された時は大きな話題となりました)、それに初めてCD化される、1969年にフランス国立放送管を指揮してコロンビアに録音したカサドシュのピアノ協奏曲第2番(ピアノは作曲者自身による)という超レア音源を収録しています。
今までCDとして発売された音源については新たに24ビット・リマスタリングが施され、未CD化音源については、オリジナル・アナログ・マスターテープからの最新リミックス&24ビット・リマスタリングが行われており、音質的には申し分ありません。
(以上:販売元のコメント)