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ミヒャエル・ギーレン・エディション 第7集1961-2005年

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「ミヒャエル・ギ...」の画像検索結果
【CD1】プラハ
1-8.ヤナーチェク(1854-1928):グラゴル・ミサ
9-11.ヤナーチェク:タラス・ブーリバ
12.ツェムリンスキー(1871-1942):詩篇第23番 Op.14

エレン・シャーデ(ソプラノ)…1-8
マルタ・シルマイ(アルト)…1-8/トーマス・モーザー(テノール)…1-8
ギュンター・ライヒ(バス)…1-8

イムリヒ・サボー(オルガン)…1-8
ブラティスラヴァ・スロヴァキア・フィルハーモニー合唱団(合唱指揮:パヴォル・プロハスカ)…1-8.12
バーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団…1-12
録音
1988年6月 Schwarzach,Münster…1-8
 1986年11月25日 Baden-Baden,Hans-Rosbaud-Studio…9-11
 1988年6月28日 Schwarzach,Münster…12

【CD2】アメリカ
1.カール・ラッグルズ(1876-1971):Sun-Treader 太陽を踏む者…初出音源
2.アイヴズ(1874-1954):宵闇のセントラルパーク…初出音源
3.アイヴズ:ブース将軍天国へ行く(1913)…初出音源

コリン・マクフィー(1900-1964):2台のピアノとオーケストラのための「タブー・タブハン」(1936)…初出音源
4.Ostinatos オスティナート/5.Nocturne 夜想曲/6.Finale フィナーレ

7.アイヴズ:答えのない問い
8.ヴァレーズ(1883-1965):アルカナ…初出音源
9.エドゥアルド・ストイアーマン(1892-1964):オーケストラのための変奏曲

リヒャルト・アンラウフ(バリトン)…3
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル(合唱指揮:ヘルマン・ヨーゼフ・デーマン)…3
クロード・ヘルファー(ピアノ)…4-6/ペーター・ロッゲンカンプ(ピアノ)…4-6

シュトゥットガルト放送交響楽団…1-6
バーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団…7-9

録音
1975年6月21日 Stuttgart,SDR,Funkstudio Berg,Sendesaal II ライヴ…1-6
1995年2月3日 Baden-Baden,Hans-Rosbaud-Studio…7
1995年2月6日 Baden-Baden,Hans-Rosbaud-Studio…8
1990年2月12日 Baden-Baden,Hans-Rosbaud-Studio…9

【CD3】
ドビュッシー
1-5.聖セバスチャンの殉教…初出音源

 夜想曲…初出音源
6.雲/7.祭/8.シレーヌ

キャスリン・ゲイヤー(ソプラノ)…1-5
ハンナ・アウルバッヒャー(アルト)…1-5
ブリギッテ・メストハーラー(アルト)…1-5
バイエルン放送合唱団(合唱指揮:ハインツ・メンデ)…1-5
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル(合唱指揮:ヘルマン・ヨーゼフ・ダーメン)…1-5
南西ドイツ放送ヴォーカル・アンサンブル(女性合唱)…8
シュトゥットガルト放送交響楽団

録音
1972年4月14日 Stuttgart,Liederhalle,Beethovensaal ライヴ…1-5
 1975年10月30日 Stuttgart,Liederhalle,Beethovensaal ライヴ…6-8

【CD4】過渡期の音楽
1.ブゾーニ(1866-1924):悲しき子守歌 Op.42
2.ブゾーニ:交響的夜想曲 Op.43…初出音源
3-4.サラバンドと行列 -歌劇《ファウスト博士》のための2つの習作 OP.51
5-7.レーガー(1873-1916):ピアノ協奏曲 ヘ短調 Op.114

スティーヴン・ド・グローテ(ピアノ)…5-7
バーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団…1.3-4.5-7.
シュトゥットガルト放送交響楽団…2

録音
1995年2月3日 Baden-Baden, Hans-Rosbaud-Studio…1
1980年10月29日 Stuttgart, Liederhalle, Beethovensaal ライヴ…2
1987年12月12日 Baden-Baden, Hans-Rosbaud-Studio…3.4
1987年12月16日 Baden-Baden, Hans-Rosbaud-Studio…5-7

【CD5】統合への道のり
1.シュレーカー(1878-1934):あるドラマへの前奏曲

ヒンデミット(1895-1963):交響曲「画家マチス」(1934)…初出音源
2.第1楽章:天使の合奏
3.第2楽章:埋葬
4.第3楽章:聖アントニウスの誘惑

5-7.ペトラッシ(1904-2003):オーケストラのための協奏曲 第1番(1933/1934)…初出音源

バーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団…1.5-7
ザールブリュッケン放送フィルハーモニー管弦楽団…2-4

録音
1995年2月7日 Baden-Baden, Hans-Rosbaud-Studio…1
1968年2月8日 Saarbrücken, Studio K (Großer Sendesaal des SR)…2-4
1961年1月24-25日 Baden-Baden, Hans-Rosbaud-Studio モノラル…5-7

【CD6】キッチュもしくはテレビの芸術
1.リヒャルト・シュトラウス(1864-1949):歌劇《ばらの騎士》-光栄にもこの大役を仰せつかり…初出音源
プッチーニ(1858-1924):歌劇《蝶々夫人》…初出音源
2.アリア「ある晴れた日に」
3.二重唱「あの桜の枝を揺すって」-第2幕のフィナーレ

ワーグナー(1813-1883):ヴェーゼンドンク歌曲集から…初出音源
4.天使
5.夢

6.リヒャルト・シュトラウス:子守歌 Op.41-1…初出音源
7.リヒャルト・シュトラウス:死と変容 Op.24…初出音源

クリスティアーネ・ベージガー(ソプラノ)…1
コルネリア・カリッシュ(メゾ・ソプラノ)…1
エリザベス・ホワイトハウス(ソプラノ)…2-3
マルギット・ノイバウアー(メゾ・ソプラノ)…3
フランクフルト歌劇場合唱団…3
ヴァルトラウト・マイヤー(メゾ・ソプラノ)…4-6

バーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団

 録音
1997年6月16-19日 Baden-Baden, Kurhaus, Bénazet-Saal テレビ・プロダクション…1-3
1993年11月30日 St. Peter, Klosterkirche テレビ・プロダクション…4-6
2006年5月4日 Freiburg, Konzerthaus ライヴ…7

【CD7】ラヴェル
バレエ音楽「ダフニスとクロエ」
1.第1部:序奏~宗教的な踊り
2.全員の踊り
3.ドルコンのグロテスクな踊り
4.ダフニスの軽やかで優雅な踊り
5.リュセイニョンの踊り
6.3人のニンフの神秘的な踊り
7.第2部:間奏曲
8.戦いの踊り
9.プリュアクシスはクロエを連れてくるよう命じる
10.第3部:夜明け
11.パントマイム
12.全員の踊り

組曲「鏡」-
13.海原の小舟
14.道化師の朝の歌

ヨーロッパ合唱アカデミー…1-12
バーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団

 録音
1997年9月8-10日 Freiburg, Konzerthaus…1-12
1997年1月9日 Freiburg, Konzerthaus…13
1997年1月12日 Freiburg, Konzerthaus ライヴ…14

【CD8】ラヴェルのワルツとスクリャービン
1-8.ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
9-11.スクリャービン(1871-1915):交響曲 第3番「神聖な詩」 Op.43
 12.ラヴェル:ラ・ヴァルス

シュトゥットガルト放送交響楽団…1-8
バーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送交響楽団…9-11.12

録音
1975年10月10日 Stuttgart, SDR, Funkstudio Berg, Sendesaal II ライヴ…1-8
1975年5月22-23日 Baden-Baden, Hans-Rosbaud-Studio…9-11
 1993年3月24日 Köln, Philharmonie ライヴ…12

>2017年7月20日に生誕90年を迎えたドレスデン生まれの指揮者、ミヒャエル・ギーレンの集大成BOXの第7集。今作でも世界初録音を多数含む「知られざるギーレン」が紹介されています。

“近代、現代音楽のオーソリティ”として「同世代の音楽」の初演や紹介を行ったギーレンらしく、このBOXにもペトラッシの「オーケストラのための協奏曲 第1番」やドビュッシーの「聖セバスチャンの殉教」など珍しい作品が含まれていますが、中でも注目すべきは1975年から1990年にかけて演奏されたアメリカ音楽集(CD2)でしょう。アイヴズの「答えのない問い」や「宵闇のセントラルパーク」は、1956年にギーレンがドイツ初演を行った曲。初演当時はオーケストラのメンバーも混乱してしまったほどの斬新な作品でしたが、この録音の時点では、すっかりこなれた演奏が繰り広げられています。またヴァレーズの「アルカナ」やマクフィーの「タブー・タブハン」も興味深い演奏です。

CD6ではテレビ放送のために収録した演奏を聴くことができ、ストックホルム王立歌劇場やフランクフルト歌劇場、ベルリン国立歌劇場で、オペラ指揮者としても高く評価されていたギーレンの手堅い指揮をバックにした歌手たちの歌唱を楽しめます。他にはチェコの音楽やラヴェル、スクリャービンなど、どれも精緻な響きに彩られた美しい演奏が繰り広げられています。
(ナクソスジャパン)

 ミヒャエル・ギーレンというとシェーンベルクなんかの現代曲のスペシャリストというイメージが自分には強いが、それだけではないの当然のことで、古典派の作品も振れば、ブラームス、ブルックナー、マーラーも振るというたいへん領域の広い指揮者だ。一連の放送音源などを見るとそれがよくわかる。このボックスは1枚ごとに副題が付してある。その中で目を惹いたのが、アメリカ音楽だ。発売元のコメントの中にはアイヴズなんかはドイツ初演をこの指揮者が行ったとある。そこら辺は当初のイメージ通り、現代音楽のスペシャリストの面目躍如といったところだ。ガーシュインとかバーンスタインとかコープランドなどではなく、アイヴズを中心にヴァーレーズ、ラッグルズといった少々強面のする面々の作品であるのが、また面白い。他にもフランス音楽なんかがあるのもびっくりだし、ヤナーチェクも珍しいのではないか。

 リーフレットには彼の年譜があり、2014年には健康上の理由で指揮活動を停止とある。今はどう過ごしているのだろうか。同い年のマズアは既に鬼籍入りだ。ブロムシュテットは先日も来日してNHK交響楽団を指揮して健在なところを見せている。

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