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ラロ:歌劇「イスの王様」

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http://livedoor.blogimg.jp/raimund/imgs/9/4/9471a4b6-s.jpg演奏】
ローゼン:ジャニーヌ・ミショー(ソプラノ)、
マルガレード:
リタ・ゴール(メゾ・ソプラノ)、
ミリオ:アンリ・ルゲイ(テノール)、
カルナック:ジャン・ボルテール(バリトン)、
イス国の王:ピエール・サビニョール(バリトン)、
サン・コランタン:ジャック・マリス(バス)、
ジャエル:
セルジェ・ラリエ(バリトン)、、
フランス国立放送管弦楽団&合唱団、
アンドレ・クリュイタンス(指揮)

【録音】
1957年6月、パリ、Salle de la Mutualite

 >1865年の結婚後、舞台作品での成功を夢見たラロは、オペラ=リリック座(英語版)のオペラ新作コンクールに応募、1866年から翌年にかけてフリードリヒ・フォン・シラーの原作に基づく作品『フィエスク』(Fiesque)を作曲したものの第3位となり、上演はされないままとなりました。ラロはこの挫折にもめげず、続いて本作に取りかかり、一部『フィエスク』の音楽を取り入れながら、1881年に全曲を完成。しかし、なかなか上演の機会に恵まれず、グノーの尽力により、1888年にようやく初演されました。作品にはワーグナー的な動機が含まれ、同時代のフランスに於けるワグネリスムの興隆を垣間みることが出来る作品です。クリュイタンスの優雅で鮮やかな音楽に仕上げられた名盤です。なお、ブックレットは簡単なあらすじ(欧文)のみで、歌詞対訳は付属しません。
ワーナーミュージック・ジャパン    

 このオペラは、序曲は時折、フランス音楽の管弦楽のアルバムに収録されることはあったが、全曲盤も少数ながら、存在する。このクリュイタンス盤はモノラルながら、この演目の音源の代表格であるようだ。アルミン・ジョルダン盤や映像ソフトも他に存在するが、そもそも舞台にかかることは殆どない。

 音楽はフランス音楽らしく、優雅で美しいが、芝居の中味はドロドロの愛憎劇である。王族の姉妹二人が一人の男に恋慕したあげく、振られた方が敵国に国を売る行為はいささか辟易するないようだ。映画「大砂塵」のような感じではある。ワーグナーの影響も見れ、音楽としてはなかなか興味深い。                                                                     

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