①ハルモニーレーレ 指揮:ジョンアダムズ 2016.9.15-17
②Short Ride in a Fast Machine 指揮:アラン・ギルバート 2016.12.2-4
③シティ・ノワール 指揮:グスターヴォ・ドゥメタル 2017.6.8-10
④ロラパルーサ 指揮:アラン・ギルバート 2016.12.2-4 ⑤シェヘラザード2 指揮:ジョンアダムズ 2016.12.15-17
⑥The Wound-Dresser 指揮: キリル・ペトレンコ 2017.3.22-23
⑦受難オラトリオ「もうひとりのマリアの福音書」 指揮:サイモン・ラトル 2017.1.26-28
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 ⑤リーラ・ジョゼフォヴィッツ(V)⑥ゲオルグ・ニーグル(Br)
MS⑦ベルリン放送合唱団 ゲリー・オコナー(MS:マグダラのマリア)、タマラ・マンフォード(MS:マリア)、ピーター・ボア(T:ラザロ)、ダニエル・ブーベック(CT)、ブライアン・カミングズ(CT)、ネイサン・メドリー(CT)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の自主製作盤で、珍しくアメリカの現代作曲家のジョン・アダムズの作品ばかり集めてBOX。4枚のCDと同内容の映像が載ったBDがセットになったもの。某レコード店のポイントがたまったので、それを利用させてもらって入手した。こういう現代曲はオケの奏者がどんなことをしているのか、どんな楽器を使っているのかも注目なので、映像から手を付けている。ジャズっぽいものもあれば、固い感じのものもあるが、少なくとも前衛的ではない。指揮者はご本人も含めて今の精鋭が揃っている。
だいたいこのジョン・アダムズという人は政治的発信も多く、ともすれば不快な作品もある。「魂の輪廻」とかいう管弦楽と合唱のための作品は、「9.11」テロが題材だが、アメリカ合衆国の主張ばかりが強調されているし、「アトミック・ドクター」は原爆の父、オッペンハイマーが主人公。被爆国の日本を逆なでにするところがあって、未だに日本での上演はない。しかし、1947年生まれの作曲家の発表する作品は盛んに取り上げられる機会が多いのも事実。②以外はBPOが初めて将に取り上げる際のもののようだ。