台本:アッリーゴ・ボーイト
原作:ウィリアム・シェイクスピア「ハムレット」
【演奏】
パオロ・カリニャーニ(指揮)
ウィーン交響楽団
プラハ・フィルハーモニー合唱団、
ブレゲンツ音楽祭合唱団
ルカーシュ・ヴァシレク(合唱指揮)、
ベンジャミン・ラック(合唱指揮)
パヴェル・チェルノフ(アムレット(ハムレット)/テノール)
ユリア・マリア・ダン(オフェーリア(オフィーリア)/ソプラノ)
クラウディオ・スグーラ(クラウディオ(クローディアス)/バリトン)
シャミリア・カイザー(ゲルトルーデ(ガートルード)/メゾ・ソプラノ)
ジャンルカ・ブラット(幽霊&司祭/バス)
エドゥアルド・ツァンガ(ポローニオ(ポローニアス)/バス)
セバスチャン・スーレ(オラツィオ(ホレイショー)/バス)
バルトシュ・ウルバノヴィッチュ(マルチェッロ/バス)
パウル・シュヴァイネスター(ラエルテ(レアティーズ)/テノール)
ジョナサン・ウィネル(ゴンザーガ王&伝令/テノール)
ザビーネ・ウィンター(女王/ソプラノ)
平野和(ルチアーノ&第1の墓掘り人/バス・バリトン)
ハンス=ヨルグ・ウルム(第2の墓掘り人/黙役)
演出:オリヴィエ・タンボージ
装置:フランク・フィリップ・シュレスマン
衣裳:ゲジーネ・フェルム
照明:ダヴィ・カニンガム
振付:ラン・アルトゥール・ブラウン
ドラマティック・アドバイザー:オラフ・A・シュミット
【収録】
2016年7月20日 ブレゲンツ祝祭劇場「第71回ブレゲンツ音楽祭」
原作:ウィリアム・シェイクスピア「ハムレット」
【演奏】
パオロ・カリニャーニ(指揮)
ウィーン交響楽団
プラハ・フィルハーモニー合唱団、
ブレゲンツ音楽祭合唱団
ルカーシュ・ヴァシレク(合唱指揮)、
ベンジャミン・ラック(合唱指揮)
パヴェル・チェルノフ(アムレット(ハムレット)/テノール)
ユリア・マリア・ダン(オフェーリア(オフィーリア)/ソプラノ)
クラウディオ・スグーラ(クラウディオ(クローディアス)/バリトン)
シャミリア・カイザー(ゲルトルーデ(ガートルード)/メゾ・ソプラノ)
ジャンルカ・ブラット(幽霊&司祭/バス)
エドゥアルド・ツァンガ(ポローニオ(ポローニアス)/バス)
セバスチャン・スーレ(オラツィオ(ホレイショー)/バス)
バルトシュ・ウルバノヴィッチュ(マルチェッロ/バス)
パウル・シュヴァイネスター(ラエルテ(レアティーズ)/テノール)
ジョナサン・ウィネル(ゴンザーガ王&伝令/テノール)
ザビーネ・ウィンター(女王/ソプラノ)
平野和(ルチアーノ&第1の墓掘り人/バス・バリトン)
ハンス=ヨルグ・ウルム(第2の墓掘り人/黙役)
演出:オリヴィエ・タンボージ
装置:フランク・フィリップ・シュレスマン
衣裳:ゲジーネ・フェルム
照明:ダヴィ・カニンガム
振付:ラン・アルトゥール・ブラウン
ドラマティック・アドバイザー:オラフ・A・シュミット
【収録】
2016年7月20日 ブレゲンツ祝祭劇場「第71回ブレゲンツ音楽祭」
>毎年夏にオーストリアのブレゲンツで行われる音楽祭の2016年ライヴ収録。演目は作曲家フランコ・ファッチョの隠れた名作である歌劇『アムレット』です。フランコ・ファッチョは、ほとんど知られていない作曲家ですが、ヴェルディの歌劇「オテロ」の初演時の指揮を務めた人物。ヴェルディのオペラをはじめ当時のオペラ界に精通していたので、ファッチョ自身は、大きな野心をもってこの作品に取り掛かっていました。台本作家として成功おさめていたボイートがこの台本も手掛け、1865年にジェノヴァで初演、1871年にスカラ座で改訂後再演されました。しかし、初演での評価は芳しいものではなく、以後143年間上演された記録がありませんでした。2014年にオペラ・サウスウェスト(アメリカ)で143年ぶりに全幕上演され、近年再評価が進んでいます。そして、2015年にブレゲンツ音楽祭の総監督に就任したエリザベート・ソボトゥカの尽力により、今回ブレゲンツ音楽祭で上演が叶いました。初演時の不評はキャスティングにあったと言われています。ファッチョは、主要キャストだけではなく、すべてのソリストに対して高い技量を求めました。ですので、今回の上演にあたっても万全の歌手陣が選ばれました。気鋭のチェコ人テノール、パヴェル・チェルノフが宇市演じるハムレット、イタリアの新星バリトン、クラウディオ・スグーラが歌うクローディアス、ソプラノのユリア・マリア・ダンが演じるオフィーリア、さらに、ウィーンで活躍する日本人バス・バリトン、平野和がルチアーノと墓掘り人夫を演じているのにも注目です。
キングインターナショナル
キングインターナショナル
添付のライナーノートには長きに失われた傑作という見出しがあった。ご存知シェークスピアの戯曲「ハムレット」のオペラ化したものだが、何故143年もの間上演されなかったのか。一つには少しも晴れやかではなく、陰惨な印象が強く初演当時の観衆は嫌がったのかもしれない。そしてあまり親しみのあるメロディが少ないのも原因があるかもしれない。音楽自体は少しも難しくはなく、古典的なイタリアオペラの響きだ。構成を眺めるとこれはこれでたいへんな力作なのである。販売元の解説にもある通り、フランコ・ファッチョはボーイトともどもヴェルディと同時代に生きていた人で、ヴェルディの「オテロ」の初演指揮者で、この3人は繋がりもある。
映像を見ると変な現代化にはなっておらず、シェークスピアの世界そのものである。先日BSで観たグライドボーンの現代オペラもそうで、馴染みのない演目だからだろうか、古典的な舞台であるのはうれしい。