【収録情報】
ヴォーン・ウィリアムズ:
① 交響曲第2番ト長調 《ロンドン交響曲》(1920年版)*
②女声と小管弦楽のための 《サウンド・スリープ》
③ 声楽と小管弦楽のための 《オルフェウスと竪琴》
ヴォーン・ウィリアムズ:
① 交響曲第2番ト長調 《ロンドン交響曲》(1920年版)*
②女声と小管弦楽のための 《サウンド・スリープ》
③ 声楽と小管弦楽のための 《オルフェウスと竪琴》
④ブラス・バンドのための変奏曲
マーティン・ブラビンズマーティン・ブラビンズ指揮
①~③BBC交響楽団
②③エリザベス・ワッツ(ソプラノ)②メアリー・ベヴァン(ソプラノ)、キティ・ホエートリー(メゾ・ソプラノ)†
④ロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージック・ブラス・バンド
録音時期:2016年11月16日-17日 録音場所:ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
マーティン・ブラビンズマーティン・ブラビンズ指揮
①~③BBC交響楽団
②③エリザベス・ワッツ(ソプラノ)②メアリー・ベヴァン(ソプラノ)、キティ・ホエートリー(メゾ・ソプラノ)†
④ロイヤル・カレッジ・オヴ・ミュージック・ブラス・バンド
録音時期:2016年11月16日-17日 録音場所:ヘンリー・ウッド・ホール(ロンドン)
>2003年から2016年まで名古屋フィルの常任指揮者を務め、2017年にも5月と9月に二度来日、2016年からはイングリッシュ・ナショナル・オペラの音楽監督という大役を任されているマーティン・ブラビンズ。ウォルトンやエルガーなど英国音楽の優れた録音で注目を集めてきたブラビンズが、ヴォーン・ウィリアムズの「交響曲第2番」を録音!
「ロンドン交響曲」の名前を持つヴォーン・ウィリアムズの交響曲第2番は、1913年に原典版が完成し1914年に初演、その後何度か改訂が重ねられています。ブラビンズが演奏するのは、1918年に改訂され1920年に最初に出版されたバージョンという珍しい版での録音です。
また、エリザベス・ワッツやメアリー・ベヴァンらが歌う声楽と小編成オーケストラのための小品、そしてブラス・バンドのために書かれた「変奏曲」など、ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品の収録もポイント。(輸入元情報)
「ロンドン交響曲」の名前を持つヴォーン・ウィリアムズの交響曲第2番は、1913年に原典版が完成し1914年に初演、その後何度か改訂が重ねられています。ブラビンズが演奏するのは、1918年に改訂され1920年に最初に出版されたバージョンという珍しい版での録音です。
また、エリザベス・ワッツやメアリー・ベヴァンらが歌う声楽と小編成オーケストラのための小品、そしてブラス・バンドのために書かれた「変奏曲」など、ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品の収録もポイント。(輸入元情報)
ヒコックス亡きあと、イギリス音楽の伝道師の先端を行く一人になった観のあるブラビンズだが、ヴォーン=ウィリアムズの交響曲がやっと出た。しかも、ロンドン交響曲の1920年版というのはたいへん珍しいらしいが、現行の通常版と細かくどう違うのかはちょっとわからない。たまにいつもとは響きがあるのがその兆候かもしれない。先のヒコックスは初版を録音して、そこだけにしかない音楽が結構あったが、そういう驚きはここではない。それよりもフィルアップされている2つの声楽曲と金管バンドのための変奏曲がこのアルバムの魅力になっていると思う。
声楽曲はいずれも1901年頃の初期のもので、RVWらしいイギリスの喉かな曲調が楽しめる。2つ目の曲はギリシャの話のもののようだ。最後の「変奏曲」は管弦楽や吹奏楽にアレンジされているが、これは本来の姿の編成だ。1957年の作品だから最晩年の時期のもの。金管バンドのコンクールの課題曲だったかと思う。ここではBBC交響楽団ではなく、王立音楽院の学生たちの金管バンドによる演奏。管弦楽とも吹奏楽とも違う響きがいい。