ティシチェンコ:交響曲第4番 Op.61(1974)
力の交響曲 [Sinfonia di forza]/怒りの交響曲 [Sinfonia di rabbia]
悲しみの交響曲 [Sinfonia di tristezza]/残酷の交響曲 [Sinfonia di crudelta]
復活と優しさの交響曲 [Sinfonia di risorgimento e tenerezza]
力の交響曲 [Sinfonia di forza]/怒りの交響曲 [Sinfonia di rabbia]
悲しみの交響曲 [Sinfonia di tristezza]/残酷の交響曲 [Sinfonia di crudelta]
復活と優しさの交響曲 [Sinfonia di risorgimento e tenerezza]
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮 レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
1978.11.17 フィルハーモニー大ホール、レニングラード(ライヴ)
1939年に生まれ2010年に没した旧ソ連の作曲家である。これまでにも第5番とか第7番は聴いたことはあるが、それ以外の交響曲を物色していたら、このアルバムにヒットした。CD2枚分にもなる長大な作品で5楽章からなるが、イタリア語でそれぞれタイトルがついている。金管がやたら吠えまくるし、弦は厚い感じがする。全合奏で爆発的にもなるが、室内楽的な個所もあって、演奏はかなり難しいような感じがする。ムラヴィンスキーの手兵だったオーケストラはそんな難解な曲も結構平気な感じで演奏しているから、彼らの水準がわかろうというものだ。途中にナレーションが入る。担当しているのは指揮のロジェストヴェンスキー。ロシア語なのでチプンカンプン。こういうのがあるとは知らないから、びっくりで何か音声の混入のように思えた。音はたいへん聴きやすいが、中にはこれはモノラルと紹介している記事もある。しかし、広がり感もある。しかも録音はDDDとあり、これはデジタル録音の表記だが、1978年当時にそんな方式があったのだろうか。ちょっと謎めいた録音でもある。Northern Flowerというロシア専門のレーベルでそこら辺が少し不正確な怪しいものが漂う。