ずっとDVD化にならないかと思っていたら、検索してみるものではある。復刻ライブラリーというところがリリースしていた。この映画は「夜の大捜査線」などで大スターになったシドニー・ポワチネやテレビ映画「コンバット!」のサンダース軍曹で有名になったヴィック・モローが最初に紹介された作品でもある。しかも彼らは新人ながら既に演技達者であることがわかる。
物語は荒れたハイスクールの授業運営に苦労する教師の物語だ。生徒たちの荒れようは凄いが、やがて日本でも問題視された内容でもある。先日も若い教師に暴行を加えた生徒が警察に逮捕されているが、どう若者を導くかは難しい問題だ。グレン・フォード扮する海軍出身の新米の国語教師は試行錯誤の末に、何か自分なりの手法を見出すところで終わる。
検索すると日本のテレビ放映で吹き替えだが、ヴィック・モローは田中信夫がやったとある。やはりぴったりとくるのだろうか。「アンタッチャブル」でも同じ組み合わせで、「コンバット!」を踏襲しているのだろうか。ヴィック・モローはサンダース軍曹以外はほぼ敵役である。この作品での悪役はかなり存在感があった。