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リチャード・ボニング オーベール:歌劇「黒いドミノ」全曲他

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「黒いドミノ」の画像検索結果
>リチャード・ボニングは啓蒙、演奏、録音を通して、他の現代音楽家の誰よりもダニエル=フランソワ=エスプリ・オーベールの音楽の理想を広めることに尽力しました。オーベールは19世紀パリのオペラ・コミックの作曲家で、ボニングは「単純で、喜びに満ちた、純粋な音楽」と表現しました。これはボニングによるオーベールのオペラ全曲唯一の録音です。
 歌劇『黒いドミノ』は王室のあるマドリードでの恋の策略の話です。台本はウジェーヌ・スクリーブ。後にロッシーニ、ベッリーニ、ヴェルディなどのオペラの台本も手がけていますが、特にオーベールとは長い間有益な関係が続き、この作品はその中で生まれた傑作の一つです。
 最初にリリースされたのは1995年で、このDecca録音はオーベールの名声の復活に重要な記念碑的アルバムとして万人に迎えられました。現在では珍しい、明るさと気品を兼ね備えたヴィルトゥオーソの歌手のために書かれた作品ですが、ボニングは見事にそれにふさわしい歌手陣をそろえ、充実した演奏を披露しています。(輸入元情報)

【収録情報】
1. オーベール:歌劇『黒いドミノ』全曲


 アンジェル・ドリヴァレス/スミ・ジョー(ソプラノ)
 ブリギット・ド・サン・リュカール/イザベル・ヴェルネ(メゾ・ソプラノ)
 オラス・ド・マサレナ/ブルース・フォード(テノール)
 ジュリアーノ伯爵/パトリック・パワー(テノール)
 Jacinthe/マルティーネ・オルメダ(メゾ・ソプラノ)
 ジル・ペレス/ジュール・バスタン(バス)
 Ursule/ドリス・ラムプレヒト(メゾ・ソプラノ)
 受付係の修道女/ジョスリーヌ・タイヨン(アルト)
 エルフォール卿/ジル・カシュマイユ(バリトン)
 ロンドン・ヴォイシズ

2. オーベール:歌劇『グスタフ3世、または仮面舞踏会』よりバレエ音楽

 イギリス室内管弦楽団
 リチャード・ボニング(指揮)

 録音時期:1993年2月8-12日(1)、1995年4月3日(2)
 録音場所:ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

 迂闊にも1995年当時、このアルバムのリリースに気づいていなかった。オーベールの音楽は歌劇の序曲くらいしか知らなかった。「黒いドミノ」も序曲なら他の演奏で知っている。だが、このように全曲盤の存在には驚いた。ドイツ風に言えばジングシュピールである。普通の台詞がところどころあって、対訳もないときているので、音楽を聴くことに徹するのみである。ただ明朗な雰囲気は伝わる。余白のバレエ音楽も珍品である。こうしたものは映像で観てみたい気はする。

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