マリア・カラス(エレナ公女)
エンツォ・マスケリーニ(モンフォルテ)
ジョルジョ・バルディ=ココリオス(アリーゴ)
ボリス・クリストフ(ジョヴァンニ・ダ・プローチダ)、他
フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団
エーリヒ・クライバー(指揮)
録音時期:1951年5月26日
録音場所:フィレンツェ、テアトロ・コムナーレ
録音方式:モノラル(ライヴ)
エンツォ・マスケリーニ(モンフォルテ)
ジョルジョ・バルディ=ココリオス(アリーゴ)
ボリス・クリストフ(ジョヴァンニ・ダ・プローチダ)、他
フィレンツェ五月祭管弦楽団&合唱団
エーリヒ・クライバー(指揮)
録音時期:1951年5月26日
録音場所:フィレンツェ、テアトロ・コムナーレ
録音方式:モノラル(ライヴ)
『マリア・カラス/ザ・ライヴ・レコーディングズ(2017リマスター・エディション)』からの分売。永らく、単体では廃盤でお目にかかれないものが多かったのだが、こうして分売もしてくれてありがたいと思う。
さて、この録音で目を惹いたのはカラスではなく、指揮がエーリヒ・クライバーということだ。音質はお世辞にもいいとは云えない。感度の悪いラジオ中継といった趣だが、それでも大クライバーのアグレッシヴな指揮ぶりは聴ける。有名な序曲とか「四季」と呼ばれるバレエ音楽など、オーケストラだけの部分は大いにいい。ただ歌はいくぶん遠目に聴こえて、古さを感じてしまう。舞台でどんな芝居が展開され、バレエはどんな振付だったのか、見たい感じはした。そういう映像があればと思うが、多分望み薄だと思う。オケはデッカなどのオペラ全曲盤にも登場する団体だが、臨時の音楽祭のみものと思ったら、そうではなくフィレンツェの歌劇場の座付の常設団体。毛劇場の名称を名乗らず音楽祭の名称を名乗る稀有なものという。認識不足だtt。