メンデルスゾーン:劇付随音楽「真夏の夜の夢」
ジョン・エリオット・ガーディナー指揮 ロンドン交響楽団 モンテヴェルディ合唱団
February 16,2016 at the Barbican, London
LSO-Liveから出たLSOの自主制作盤の新譜である。ガーディナーが自らが率いるモンテヴェルディ合唱団を伴って登場したライヴ録音。3人の役者を語りに据えて、劇の進行通り演奏される。断片的なメロドラマの音楽も流れるというもの。またソロは合唱団のメンバーが受け持っていて、ソロ歌手を伴ってないのも特徴である。序曲も劇伴とは作品番号も違い先行して作曲されているが、これも取り入れての演奏である。
演奏会もどこか演劇的なのは語りを伴うからだろう。ガーディナーは古楽だけでなく、普通のレパートリーも取り上げてきた指揮者だ。アーノンクールなどよりは、柔軟な姿勢のように思える。序曲などは何箇所かポルタメントをさせたりしている。語りが本来の英語なので、歌唱も英語によっている。