収録情報】
リヒャルト・シュトラウス:
1. 交響詩『英雄の生涯』 Op.40(録音:1957年2月15日)
2. 交響詩『ドン・ファン』 Op.20(録音:1955年9月30日)
3. 家庭交響曲 Op.53(録音:1959年2月28日)
4. 交響詩『死と浄化(変容)』 Op.24(録音:1951年6月10日)
5. 交響詩『ドン・キホーテ』 Op.35(録音:1953年8月9日) グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ)
6. 管弦楽伴奏による歌曲集(4曲)(録音:1954年11月12日) イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ:)
リヒャルト・シュトラウス:
1. 交響詩『英雄の生涯』 Op.40(録音:1957年2月15日)
2. 交響詩『ドン・ファン』 Op.20(録音:1955年9月30日)
3. 家庭交響曲 Op.53(録音:1959年2月28日)
4. 交響詩『死と浄化(変容)』 Op.24(録音:1951年6月10日)
5. 交響詩『ドン・キホーテ』 Op.35(録音:1953年8月9日) グレゴール・ピアティゴルスキー(チェロ)
6. 管弦楽伴奏による歌曲集(4曲)(録音:1954年11月12日) イルムガルト・ゼーフリート(ソプラノ:)
シャルル・ミュンシュ(指揮) ボストン交響楽団
録音方式:モノラル(1,2,4-6)、ステレオ:3/ライヴ
>リヒャルト・シュトラウスの指揮の下でもヴァイオリニストとして演奏経験のあるミュンシュ。ボストン響黄金時代の輝かしいサウンドとパワーを最大に生かした華麗なライヴがセット化。『英雄の生涯』は指揮者がオケを鼓舞し、大声を上げて緊張感を高めるミュンシュらしい豪快な演奏、正しく英雄的。『家庭』はミュンシュがスタジオ録音を遺さなかったレパートリーで、しかもステレオ録音という有難さ。何故にシュトラウスがオペラの情景のような交響曲を作ったかが判るドラマティックな内容です。ボストン響首席のジョゼフ・ド・パスクワーレがヴィオラ独奏、ピアティゴルスキーがチェロ独奏を務める『ドン・キホーテ』も素晴らしい出来栄え。この直後にスタジオ録音しておりますが、聴衆の熱い視線を浴びた演奏の迫力には凄いものがあります。ゼーフリートとのしみじみ感たっぷりの歌曲集も感銘深いものです。(輸入元情報)
イタリアのメモリーズというヒシトリカル専門のレーベルから出たミュンシュのライヴ実況盤である。RCAへは盛んに録音したものの、どちらかというとマイナーなレパートリーで録音は多くない。それでもピアティルゴルスキーをソリストに迎えた「ドン・キホーテ」はセッション録音をこの直後行っていて、カタログでも現役である。この中でステレオ収録になっている家庭交響曲はセッション録音しなかったと云われている。上記の演奏は「ドン・キホーテ」以外はBSOの本拠地であるシンフォニー・ホール。唯一の例外である「ドン・キホーテ」はタングルウッドのミュージック・センターでのライヴと記されている。
イタリアのメモリーズというヒシトリカル専門のレーベルから出たミュンシュのライヴ実況盤である。RCAへは盛んに録音したものの、どちらかというとマイナーなレパートリーで録音は多くない。それでもピアティルゴルスキーをソリストに迎えた「ドン・キホーテ」はセッション録音をこの直後行っていて、カタログでも現役である。この中でステレオ収録になっている家庭交響曲はセッション録音しなかったと云われている。上記の演奏は「ドン・キホーテ」以外はBSOの本拠地であるシンフォニー・ホール。唯一の例外である「ドン・キホーテ」はタングルウッドのミュージック・センターでのライヴと記されている。
ミュンシュは即興の人で打合せとは違うことをやる人である。そして、かなり興奮しながら指揮するひとでもある。来日公演の映像を観るともう我を忘れたような指揮ぶりに引いてしまうが、ここでもクライマックスに達すると奇声を発しているのが聞き取れる。大編成の曲でモノラルが殆どなのは残念だが、鑑賞にはいい条件の録音だると思う。