①シベリウス:交響曲第2番ニ長調作品43
②トゥビン:交響曲第5番ロ短調
パーヴォ・ヤルヴィ指揮 シンシナティ交響楽団
録音日時:2001年12月1-2日
場所:ミュージュック・ホール、シンシナティ
今、NHK交響楽団の常任として日本でも馴染深くなった指揮者のごく初期の録音である。写真をみると毛髪がある!この当時、父君のネーメ・ヤルヴィが注目されて、録音が多く出回った頃で、その息子はどうかという感じだったと思う。テラークへの録音は今まとまってBOXに出てきているが、既に所持しているものもあって、単売品を探したらまだカタログに残っていた1枚である。注目断然②のトゥビンという作曲家の作品。BOXで珍しい作品を録音していると知った。上述のように重複が嫌だったので購入は取り止めたが、トゥビンは気になったので、単独のものを探したらあったのである。
ヤルヴィにとってはお国ものである。父君も取り上げて録音も存在していることがこの度わかった。1905年生まれで1982年に没した現代のエストニアの作曲家だが、割と保守的な構成で聴きやすい。北欧やエストニアのオケではなく、アメリカのメジャーが演奏しているところも珍しい。音はこの会社独特のシステムでいろいろと細かいところまで聴こえる録音である。またトゥビンの他の交響曲を聴いてみたくなったという悪い病気が発症したようだ。ただ入手は少し困難なようだ。