ジャン・マルティノン指揮 フランス国立放送管弦楽団
1970年代半ばの録音である。アメリカでのシカゴ交響楽団との不幸な出会いを解消した後、帰国してEMIやエラートに多くのフランスものを録音したが、これはその一つ。第2楽章は初版を採用してコルネットのオブリガートが入っているのが、貴重だし、うれしい。実は数年前にこの曲の演奏に参加した時も初版を使用していた。ただし、第4楽章のリピートはなかった。
マルティノンのRCA時代の録音も結構面白いのだが、本領はフランスに帰った後のものが断然いい、と思う。