収録情報】
●ベルク:歌劇『ルル』全3幕(デイヴィッド・ロバート・コールマン改訂)
ルル:モイツァ・エルトマン
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢:デボラ・ポラスキ
衣装係/ギムナジウムの学生:アンナ・ラプコフスカヤ
ワルター(画家)/黒人:シュテファン・リューガマー
シェーン博士/切り裂きジャック:ミヒャエル・フォレ
アルヴァ:トーマス・ピフカ
力業師:トーマス・J・マイア
シゴルヒ:ユルゲン・リン
公爵/使用人:ウォルフガング・アプリンガー・シュペルハッケ
劇場支配人:ヨハン・ウェルナー・プライン
ゴル博士(医事顧問)/教授:ウォルフガング・ヒュプシュ
ルルの分身:ブランカ・モドラ、リアーネ・オスヴァルト
シュターツカペレ・ベルリン
ダニエル・バレンボイム(指揮)
演出:アンドレア・ブレート
収録時期:2012年4月
収録場所:ベルリン、シラー劇場(ライヴ)
●ベルク:歌劇『ルル』全3幕(デイヴィッド・ロバート・コールマン改訂)
ルル:モイツァ・エルトマン
ゲシュヴィッツ伯爵令嬢:デボラ・ポラスキ
衣装係/ギムナジウムの学生:アンナ・ラプコフスカヤ
ワルター(画家)/黒人:シュテファン・リューガマー
シェーン博士/切り裂きジャック:ミヒャエル・フォレ
アルヴァ:トーマス・ピフカ
力業師:トーマス・J・マイア
シゴルヒ:ユルゲン・リン
公爵/使用人:ウォルフガング・アプリンガー・シュペルハッケ
劇場支配人:ヨハン・ウェルナー・プライン
ゴル博士(医事顧問)/教授:ウォルフガング・ヒュプシュ
ルルの分身:ブランカ・モドラ、リアーネ・オスヴァルト
シュターツカペレ・ベルリン
ダニエル・バレンボイム(指揮)
演出:アンドレア・ブレート
収録時期:2012年4月
収録場所:ベルリン、シラー劇場(ライヴ)
>従来のチェルハ補筆版ではなく、デイヴィッド・ロバート・コールマン(David Robert Coleman)によって新たに改訂された版による舞台。
エルトマンにとって『ルル』は初めての役デビューとなる舞台。男たちを翻弄する絶世の美女役にふさわしい美しい容姿と傑出した美声で舞台上の男たちのみならず、客席の聴衆たちをも魅了し圧倒的な印象を残しました。自動車のスクラップが重なる場面から始まる現代的な演出は賛否両論を引き起こしました。エルトマン以外も切り裂きジャック役のミヒャエル・フォレほか充実した歌手陣を揃えての上演です。(ユニバーサルIMS)
エルトマンにとって『ルル』は初めての役デビューとなる舞台。男たちを翻弄する絶世の美女役にふさわしい美しい容姿と傑出した美声で舞台上の男たちのみならず、客席の聴衆たちをも魅了し圧倒的な印象を残しました。自動車のスクラップが重なる場面から始まる現代的な演出は賛否両論を引き起こしました。エルトマン以外も切り裂きジャック役のミヒャエル・フォレほか充実した歌手陣を揃えての上演です。(ユニバーサルIMS)
ベルクの歌劇「ルル」は作曲者本人が急死してしまったので、断片しかなかったのを弟子が完成させたもので、長くチェルハ版が流布していたが、これはベルリンの国立歌劇場が新たにイギリスの作曲家コールマンに依頼した版という。全体に短いし、オーケストレーションも異なるようだ。アルトサックスやピアノの音も聴こえてきて、従来とは雰囲気が違う。編成も少し小さいのではないか。シラー劇場はやや小さいのでそれに合わせたのだろうか。前にも書いたがベルリン・ドイツ・オペラの本拠地の向かいにある劇場で、未だに本拠地の改修が終わっておらずにここでの公演を余儀なくされているという。話にしては自動車の残骸なんかがあって、かなりの違和感もある。音楽も装置もななんだか納得しかねる部分もあるのだが、モイツァ・エルトマンの技巧を味わべき公演なのかもしれない。今まで観た中でいちばん可愛らしいルルであった。