【収録曲】
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
【演奏者】
クリスティアン・ティーレマン(指揮) シュターツカペレ・ドレスデン
収録:2013 年9 月ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
ブルックナー:交響曲第5番変ロ長調
【演奏者】
クリスティアン・ティーレマン(指揮) シュターツカペレ・ドレスデン
収録:2013 年9 月ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
いつのまにか、これでティーレマンとSKDによるブルックナーの交響曲は第4番以降は全て揃ってしまった。初期のものはこれから予定があるのかは知らないが、当面これで打ち留にしたいと思っている。オーケストラはドイツの老舗ともいえる楽団で、ブルックナーなどの鳴らし方は熟知している。金管のコラールなどは流石にオルガン的な雰囲気を出して、やわらかい。アメリカや日本の開いた音ではないのがいい。ただ、肝心の指揮者の解釈にあまりワクワクしたものを感じ取れなかった。たとえば改訂版の使用ではるがクナッパーツブッシュの面白みというか、そういったものはなく、ただスコアをスルーしたような感じだ。朝日奈隆がシカゴ交響楽団を振った演奏の方がいくらかそうした要素があった。安全運転的指揮はことの他この第5番では感じられたのだった。