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Channel: 趣味の部屋
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N響90周年記念シリーズ ~ 日本人ソリスト篇:安川加寿子

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[収録内容]
1. モーツァルト : ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488
2. ダンディ : フランスの山人の歌による交響曲 Op.25
3. ラヴェル : 左手のためのピアノ協奏曲

安川加寿子 (ピアノ)
森正 (指揮 /M-1)
岩城宏之 (指揮 /M-2)
外山雄三 (指揮 /M-3)
NHK交響楽団

録音 :
1981年5月28日 (M-1) / NHKホール
1966年4月5日 (M-2) / 東京文化会館
1975年10月8日 (M-3) / NHKホール
 
>安川加寿子(1922~1996)は幼くしてフランスに渡り、ラザール・レヴィに師事して日本へ純フランス風ピアニズムを伝えた名ピアニスト。東京藝術大学で多くの弟子を育てましたが、同時に多くのフランス作品を日本に紹介しました。ここではモーツァルトとラヴェルを披露。さらに珍しいのがダンディの「フランスの山人の歌による交響曲」。あくまで交響曲で、ピアノはオーケストラの楽器のひとつとしてとらえられますが、非常に技巧的で華麗なピアニズムを発揮します。
 
 安川加寿子の名前を知ったのは「Methode Rose」と呼ばれるピアノの教則本だった。この人が紹介したものらしいが、いやいや習わされたピアノで苦い思い出しかない。それでも音楽への興味のきっかけでもあった。その内、NHKコンサートホールという番組でNHK交響楽団の演奏会にソリストとして登場した目にした。子供心には偉いピアノの先生という印象だった。その時の演奏がまさにこのディスクにあるダンディの作品だった。こんなタイトルの曲もあるのか、初めて耳にする音楽に目を丸くしたものだ。そういう懐かしの録音なのである。その後、ロベール・カサドシュの演奏なんかも持って聴いていたが、こうしてCDになったのを機会に、懐かしさのあまり買ってしまった。意外やステレオ収録で笑顔である。

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