曲目】
《Disc1》バルトーク:
1) ピアノ協奏曲第1番Sz.83,
2) ピアノ協奏曲第3番Sz.119
~ ピーター・ゼルキン(ピアノ)[録音]1965-1966年
《Disc2》
1) ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲『展覧会の絵』,
2) ブリテン:青少年のための管弦楽入門
[録音]1967年
《Disc3》ストラヴィンスキー:
1) 幻想曲『花火』Op.4,
2) バレエ音楽『春の祭典』
[録音]1968年
《Disc4》シェーンベルク:
1) ピアノ協奏曲Op.42,
2) ピアノのための5つの小品作品23,
3) 幻想曲
~ ピーター・ゼルキン(ピアノ), アーノルド・スタインハート(ヴァイオリン)[録音]1967年
《Disc5》1) チャイコフスキー:
1) 交響曲第5番ホ短調Op.64,
2) ムソルグスキー:はげ山の一夜
[録音]1968年
《Disc6》
1) ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67,
2) シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
[録音]1968年
【演奏】
小澤征爾(指揮) シカゴ交響楽団
《Disc1》バルトーク:
1) ピアノ協奏曲第1番Sz.83,
2) ピアノ協奏曲第3番Sz.119
~ ピーター・ゼルキン(ピアノ)[録音]1965-1966年
《Disc2》
1) ムソルグスキー(ラヴェル編):組曲『展覧会の絵』,
2) ブリテン:青少年のための管弦楽入門
[録音]1967年
《Disc3》ストラヴィンスキー:
1) 幻想曲『花火』Op.4,
2) バレエ音楽『春の祭典』
[録音]1968年
《Disc4》シェーンベルク:
1) ピアノ協奏曲Op.42,
2) ピアノのための5つの小品作品23,
3) 幻想曲
~ ピーター・ゼルキン(ピアノ), アーノルド・スタインハート(ヴァイオリン)[録音]1967年
《Disc5》1) チャイコフスキー:
1) 交響曲第5番ホ短調Op.64,
2) ムソルグスキー:はげ山の一夜
[録音]1968年
《Disc6》
1) ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調Op.67,
2) シューベルト:交響曲第8番ロ短調D.759「未完成」
[録音]1968年
【演奏】
小澤征爾(指揮) シカゴ交響楽団
周知の通り、ベルリンでカラヤンの薫陶を受け、ニューヨークでバーンスタインの下でNYPの副指揮者をしていた小澤征爾のごく初期の録音集である。ライバルである二大名匠の薫陶を受けるなどはそうとう恵まれた環境にあったと思うが、NHK交響楽団は芸大出身者が大半を占めて、桐朋学園出身の小澤氏を排斥してしまったので、海外に出たのだが、それが本人にはプラスに働いたのかもしれない。
シカゴ交響楽団とは1963年のラヴィニア音楽祭からの縁のようだ。この年の音楽祭は組合と主催者との協議が思わしくなく、中止になりかけていたという。しかし、楽団の有志と主催者の粘り強い働きかけで開催にこぎつけた。当初はフランスのジョルジュ・プレートルを指揮者として招くも、病気でキャンセル。そこで小澤征爾の登場になったようだ。プレートルが組んだプログラムを指揮して大好評、次いで小澤自身のプログラムも好評だったという。そして1965年から断続的にRCAが録音することとなり、上記のような録音が残された。当時はライナー逝去後のジャン・マルティノンの時代だった。
今聴いても新鮮な感じがする。聴き馴染んだ曲もスッキリ感があるし、シェーンベルク、バルトークそれにストrヴィンスキーなどの強面の作品もわかりやすいのである。実際、購入にあたっては迷ったが、買って良かったと今は思っている。若手だった小澤氏も今年は82歳になって、体調も万全ではないようだが、健康には留意してもらいたいものと思っている。