サン=サーンス:交響曲第3番ハ短調作品78「オルガン」
シャルル・ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団
1959.4.5-6 シンフォニー・ホール、ボストン
今はもう生産されていないXRCDの一つ。当初は値が高く、パスしていたのだが、在庫処分にメーカーが動いているのか、プライスダウンされ、しかも余分な収録曲がない分、重複防止にもなって、今は重宝している。しかも従来の盤に比べて情報が多く聴き取れるからありがたい。オケを大いに煽っているのもわかる。こうした曲はいい音質で聴くものではある。また前にも書いたが、かつてのビクターレコードのLPレーベルに似せた盤面の印刷も懐かしい。
ミュンシュお得意のフランスの作品だが、CBSにNYPと共演の盤はそれ以前にあるものの、晩年に再録音はなかったように思う。それだけステレオ録音で遺してくれたのは貴重でありがたい。