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サロネン&フィルハーモニアのバルトーク

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【曲目】
バルトーク:
バレエ音楽《中国の不思議な役人》Op.19, Sz.73
舞踏組曲 Sz.77/コントラスツ Sz.111*

【演奏】
エサ=ペッカ・サロネン(指揮)、
フィルハーモニア管弦楽団、
フィルハーモニア・ヴォイセズ、
イェフィム・ブロンフマン(ピアノ)*、
ツォルト=ティハメール・ヴィゾンタイ(ヴァイオリン)*、
マーク・ファン・デ・ヴィール(クラリネット)

【録音】
2011年1月27日(Sz.73)&10月27日(Sz.77&111)、
ロイヤル・フェスティヴァル・ホール(ロンドン、イギリス)
 
 一時期、EMIやDG、CBSなどに盛んに録音していたサロネンは「シグナム」という未知のレーベルに録音していることに驚いた。他には歌劇「青ひげ公の城」なんかも入れてようで、あらたな局面になっているのかもしれないと思った。
 
 バルトークにしてはややおとなしめの感じがするが、丁寧な音作りは変わってなかった。イケ面の指揮者だが、還暦も近い。NYPなんかにもよく登場しているようだ。2011年の3.11の大地震があった時に彼はNYPに客演していた。終演後、当時の音楽監督だったアラン・ギルバートが急遽舞台に上がって、武満徹の弦楽のレクイエムを指揮していた映像を観たことがある。ギルバートのご母堂は日本人でNYPの団員でもあった。そんな半分日本人の血の流れるギルバートはいてもたってもしていられなかった。そんな彼をサロネンはそばで見つめていた。最後一緒になって寄付を観客に呼びかけていた。そんな姿をふと思い出した。
 
 3曲目は珍しい室内楽。ボーナストラックともいうべきもので、ブロンフマンとPOの首席奏者の共演。

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