①アルフレッド・リード:「インペラトリクス」序曲
汐澤安彦指揮 東京アンサンブル・アカデミー
②アルフレッド・リード:音楽祭へのプレリュード
大橋幸夫指揮 国立音楽大学ブラス・オルケスタ
③ネリベル:フェスティーヴォ
汐澤安彦指揮 東京アンサンブル・アカデミー
④ジェイガー:シンフォニア・ノビリシッマ
上原紘一指揮 東京佼成ウィンド・オーケストラ
⑤ミッチェル:コンサート・ミニアチュア
手塚幸紀指揮 東京佼成ウィンド・オーケストラ
⑥アルフレッド・リード:サスカッチャンの山
中山富士雄指揮 武蔵野音楽大学管弦合奏団
⑦ウィリアム・シューマン:チェスター
大橋幸夫指揮 国立音楽大学ブラス・オルケスタ
⑧クリフトン・ウィリアムズ:献呈序曲
加藤正二指揮 東京アンサンブル・アカデミー
吹奏楽の経験者なら懐かしい曲ばかりかもしれない。しかし一般受けはしないというのが、吹奏楽作品の悲しいところではある。実は①を所属している楽団がやるというので検索してみたら、これしか音源がなかった。それも日本コロムビアは終売しているようで、中古品の購入となったものである。①はイメージ通りのいい演奏だったが、中にはやっつけ仕事的な演奏もあって、千差万別。カタログ現役の頃、演奏団体が複数にわたっているのを嫌って見送っていたと思う。指揮者の中には懐かしいお名前もあるのだが、やはりここはプロもしくはプロの卵の演奏にしてはもう少し何とかならんのかという感じ。模範演奏になっていない。
解説は演奏する時の注意とかが書いてあるだけで、ノウハウ的な内容。こういうものには正直辟易する。これらの作品は聴き手にとってどうかという評価がまずあるのではないか。吹奏楽作品が広がらないのは関係者の姿勢に問題もあるのではないか。