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スクリャービン:交響曲第1番、第2番 ゲルギエフ&ロンドン交響楽団

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【収録情報】
スクリャービン:
1. 交響曲第1番ホ長調 Op.26
2. 交響曲第2番ハ短調 Op.29

エカテリーナ・セルゲイエワ(メゾ・ソプラノ:1)
アレクサンドル・ティムチェンコ(テノール:1)
ロンドン交響楽団・合唱団(1)
ワレリー・ゲルギエフ指揮
録音時期:2014年3月30日(1)、4月10日(2)
録音場所:ロンドン、バービカン・ホール
録音方式:ステレオ(DSD/ライヴ)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND

>ゲルギエフとロンドン交響楽団は2014年3月から4月にかけて彼としては初めてスクリャービンの交響曲全5篇を上演しました。昨秋に第1弾として第3番と『法悦の詩(第4番)』をカップリングでリリースし、話題となりました。
今回はどちらもスクリャービン初期の作品ですが、若き日に大のワグネリアンだった影響に加え、交響曲の規模を拡大し、声楽まで動員している点はマーラーを思わせます。ゲルギエフの得意とする音楽を集大成した感があり、これ以上彼向きの作品は珍しいと申せましょう。
 交響曲第1番は1899-1900年の作で、全6楽章50分の大曲。第5楽章にはメゾ・ソプラノとバリトンの独唱、終楽章には混声合唱が起用されています。歌詞はスクリャービン自身のよるロシア語の芸術讃歌で、マーラー風な響きと充実度に満ちていますが、編成が大きいため演奏頻度は多くありません。この曲がついにゲルギエフの演奏で登場。絶妙なバランスでオーケストラと声楽を統率、若きスクリャービン独特の鮮烈な叙情と、不思議な光に満ちた世界から、感動的なクライマックスに導きます。2016年秋、マリインスキー・オペラで来日予定のセルゲイエワが説得力満点な歌唱を聴かせます。
 交響曲第2番は全5楽章の純器楽作品。メシアンを先取りしたような、延々と鳥の囀りを描写した第3楽章が独特。フィナーレはワーグナー風のロシア音楽で、カッコ良さの極み。初演当時は酷評されましたが、ゲルギエフの演奏で聴けば、チャイコフスキーの伝統上にある魅力的な交響曲であることを再認識させられます。(輸入元情報)

 ゲルギエフが監督を務めていた頃のLSOのライヴ録音。同楽団の自主制作盤シリーズの一つ。既に第3番&第4番はリリースされて所持しているが、今回は初期の2つの交響曲。調べてみたら、ムーティ&フィラデリフィアによる全集BOXの演奏あいたものがあるくらいで、録音も後の3曲と比較したらあまり多くないのではなかろうか。

 まだ、特色がはっきりしておらずオーソドックスな音楽には聴こえる。それでも第1番のフィナーレは声楽を用いている。初めてではないのに、歌声が聴こえてきて、驚いた。それだけ聴く機会が少なく概要すら覚えてなかったのだなと思った。販売元の解説によるとワーグナーに傾倒して、マーラーを意識しているというのも何となくわかる気がする。

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