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マーティン・ブラビンズによるエルガー

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収録情報】
エルガー:
1. 序曲『南国にて(アラッシオ)』 Op.50
2. エニグマ変奏曲 Op.36
3. カリヨン Op.75
4. 砂漠での声 Op.77
5. ベルギーの旗 Op.79
6. 弁明 Op.48

ケイト・ロイヤル(ソプラノ:4)
ヤン・ギロ(クラリネット:6)
フローレンス・ダゲル・ドゥ・ウルー(ナレーター:2-5)
マーティン・ブラビンズ指揮 BBCスコテrィッシュ交響楽団
録音時期:2015年9月9,10日
録音場所:グラスゴー、シティ・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

>2013年より名古屋フィルハーモニー交響楽団の第8代常任指揮者を務め、日本のオーケストラへの客演も重ねているイギリスの名匠、マーティン・ブラビンズ。ウォルトンやヒンデミットの管弦楽作品集に続くBBCスコティッシュ交響楽団とのコンビで贈るのは、エルガーの『エニグマ変奏曲』。『カリヨン』や『砂漠での声』など、オリジナルのフランス語のテキスト朗読を伴う戦時中の知られざる作品の収録も、エルガー・ファンや英国音楽愛好家には見逃せない1枚でしょう。(輸入元情報)

 エルガーのあまり知られていない作品が含まれたアルバムである。最初の2曲は他にもままある曲目だが、あとはあまり知られていない作品群である。「カリヨン」は管弦楽だけの演奏ヴァージョンは他にもあるが、フランス語のナレーションがあるのが珍しいし、その後に続く3作品はこのディスクで初めて聴くものだ。最後の「弁明」(原題はPleading)は元来は歌曲で歌をピアノが伴奏するものだが、エルガー自身がすぐに管弦楽に編曲したもの。それも管弦楽伴奏歌曲ではなく、歌唱パートはフルート、オーボエ、クラリネット、コルネットなどをソロにしてオケが伴奏するというフォーム。どうも未出版のようである。エルガーはまだまだ発掘されるものがようである。


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