マーラー:交響曲第2番『復活』 ワレリー・ゲルギエフ&ミュンヘン・フィル

【収録情報】
● マーラー:交響曲第2番ハ短調『復活』
　I. 21:20/ II. 10:30/ III. 10:44/ IV. 5:05/ V. 33:32

　アンネ・シュヴァネヴィルムス(ソプラノ)
　オリガ・ボロディナ(メゾ・ソプラノ)
　ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団&合唱団
　ワレリー・ゲルギエフ(指揮)

　録音時期:2015年9月16-20日
　録音場所:ミュンヘン、ガスタイク
　録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)

＞ミュンヘン・フィル&ワーナー・クラシックス第1弾発売！
ミュンヘン・フィル自主制作録音盤を、全世界的にワーナー・クラシックスが販売を行うこととなりました。その第1弾として、2015年9月より首席指揮者に就任したワレリー・ゲルギエフが演奏したマーラー:交響曲第2番を発売いたします。ミュンヘン・フィルならではの重厚なパワーときらめくような優雅さ、美感をも引き出す練達のゲルギエフの熱血指揮に応えるべく、弦も管も打楽器ももてる最高のものを出し尽くした集中力と緊迫感によって、深く熱く濃密となったこの新コンビの音楽をご堪能ください。
　ゲルギエフは以下のように語っています。「ミュンヘン・フィルは信じられないほど才能に溢れた演奏家達がいます。彼らは、マーラーの作品において、その技術的な能力と経験を結びつけることに成功しました。私はこれらの音楽家たちと一緒に仕事をできる機会に恵まれたことを非常に幸運に感じています。世界中の方々に、この素晴らしい音楽をぜひ聴いていただきたいと思っております」(輸入元情報)

　通販ではレーベルはワーナー・クラシックスとはなっているが、これはミュンヘン・フィルの自主制作盤でレーベルは楽団そのものである。販売のみをワーナーが請け負っているのであろう。

　ゲルギエフのマーラーは既にLSOとの第６番を持っていて、多くはないが彼のマーラーは散見するので、レパートリーの中にあるのであろう。これは一枚のCDに全部収録されているので、掛け替えの心配がなくていい。それだけテンプもアップ気味であるが、速いとまでは感じなかった。このオーケストラは第８番を初演した楽団であって、マーラーの演奏には慣れていると思われる。バーンスタインなどの演奏とは対極のスタイリッシュな今時の演奏というのだろうか。ゲルギエフの世代になるとマーラーも古典であり、客観的に解釈ができるのかもしれない。