子供の頃、アメリカのドラマはいろいろあって、どれもが面白かった。西部劇あり、ギャングものあり、戦争ものありそれにSFだ。これはSFドラマの代表作といっていい。「宇宙家族ロビンソン」や「タイムトンネル」などよりも先立つこと6~7年の作品で、毎回は語り手が登場して物語が展開する。ほぼ1話完結だったかと思う。
モノクロの映像がいっそう不気味さを醸し出し、いろいろな映画作家にも影響を与えたようである。「ミステリー・ゾーン」は邦題であって、最初は他の題名が使われていたりと定着しなかったが、原題は「The Twilight Zone」で一貫していた。Twilightとは黄昏と訳すのだが、夜でもない昼でもないちょっと中途半端な時間帯で曖昧な領域という意味もあるように思う。
ゲストは後で大物になった人たちが出演していたが、子供の頃はそういう俳優の顔よりも、見るもおぞましい異星人たちの姿のインパクトが強い。後で知ったが、マーティン・ランドウとかウィリアム・シャトナーなどがゲスト出演していたようだ。
さて、この作品の映像ソフトはBOXものでは出ていたが、この度雑誌形式で販売されることになった。本当は少し前に別の会社から出ていたが、何らかの問題で途絶していたようだ。こちらは今になって知ったものだ。とりあえず3話ずつ収録されたDVDが雑誌につき、21巻が出るようだ。全シーズンがリリースされるかは、ホームペイジを見ても今のところわからない。