【収録曲】
<DISC1>
1.R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」作品30
2.シベリウス:四つの伝説曲 作品22
<DISC2>
3.バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz.106
4.バルトーク:組曲「中国の不思議な役人」作品19 Sz.73
5.シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.760「さすらい人」(編曲:リスト)
<DISC3>
6.ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
7.ヒンデミット:弦楽合奏と金管楽器のための演奏会用音楽 作品50
8.リスト:ハンガリー風協奏曲 S.714(編曲チャイコフスキー)
9.リスト:ハンガリー幻想曲 S.123
10.バーバー:弦楽のためのアダージョ 作品11
【演奏】
フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディ(指揮)
<DISC1>
1.R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」作品30
2.シベリウス:四つの伝説曲 作品22
<DISC2>
3.バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽 Sz.106
4.バルトーク:組曲「中国の不思議な役人」作品19 Sz.73
5.シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.760「さすらい人」(編曲:リスト)
<DISC3>
6.ヒンデミット:ウェーバーの主題による交響的変容
7.ヒンデミット:弦楽合奏と金管楽器のための演奏会用音楽 作品50
8.リスト:ハンガリー風協奏曲 S.714(編曲チャイコフスキー)
9.リスト:ハンガリー幻想曲 S.123
10.バーバー:弦楽のためのアダージョ 作品11
【演奏】
フィラデルフィア管弦楽団
ユージン・オーマンディ(指揮)
シプリアン・カツァリス(ピアノ)(5,8,9)
【録音】
1978年2月20日(2)、2月25日(10)、2月25日&11月10日(6,7)、11月18&20日(3,4)、1979年11月24日(1)、
1981年12月30&31日(5,8,9)
The Old Metropolitan Opera House,Philadelphiaデジタル録音(1,5,8,9)
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
【録音】
1978年2月20日(2)、2月25日(10)、2月25日&11月10日(6,7)、11月18&20日(3,4)、1979年11月24日(1)、
1981年12月30&31日(5,8,9)
The Old Metropolitan Opera House,Philadelphiaデジタル録音(1,5,8,9)
【原盤レーベル】
Warner Classics(旧EMI音源)
ユージン・オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団は戦前のRCAに始まり、CBSそして再度RCAと専属を変えてレコード録音にも熱心だった。しかし、晩年になるとあらゆるレーベルにも録音することになり、このEMIの他、テラークやデロスといったややマイナーなところに録音したり、ユーロアーツには映像も遺している。最後は、かつて専属していたCBSにヨーヨー・マをソリストに迎えた旧ソ連のチェロ協奏曲2つを入れている。
解説にはこの録音が一つの時代を迎えつつあったフィラデルフィア管弦楽団の状況を示しているとあった。このEMIへの録音は後継のリッカルド・ムーティ就任に布石のように自分には映った。また、ジェイムズ・レヴァインとのシューマンとマーラーの交響曲の録音も今までにはなかったことらしい。オーマンディ以外の指揮者が多量にこの楽団を使って録音することはなかったというのだ。むろん、1946~47年頃のブルーノ・ワルターとの録音や1963年のシャルル・ミュンシュとの録音もあるが、例外中の例外といった感じだ。
さて、権利上の関係でイツァク・パールマンとの共演のチャイコフスキーを除いた録音が一堂にそろった。しかもSACDとのハイブリッド盤としての再登場である。発売当初、製造の不具合で一旦回収され再度発売されたというトラブルはあったが、録音も以前のCDよりはヌケがいいというか、楽器の聴こえ方が違って聴こえるような気がする。録音会場もRCAとは異なっているのは当時のEMIスタッフの独自の見解があったからだろう。ただし条件的に厳しいものがあったという。選曲もRCAのものとは重複を極力避けているようにも見えるが、演奏効果上最初の「ツァラトゥストラはかく語りき」はそうした理由で取り上げられたという。個人的にはCDが出ていなかったヒンデミットの2作品とバーバーのアダージョがCDになって登場したのがうれしい。