・ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」
シュターツカペレ・ドレスデン
オトマール・スイトナー(指揮)
録音:1962年
・ストラヴィンスキー:バレエ「カルタ遊び」
ライプツィヒ放送交響楽団
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
録音:1973年
シュターツカペレ・ドレスデン
オトマール・スイトナー(指揮)
録音:1962年
・ストラヴィンスキー:バレエ「カルタ遊び」
ライプツィヒ放送交響楽団
ヘルベルト・ケーゲル(指揮)
録音:1973年
どうも感化されるというか、興味を覚えるとすぐに飛びつく傾向が自分にはあるようだ。まず、スィトナーが「春の祭典」をやっているのが、驚きだった。だいたいモーツァルトや3大Bなどを主に振っている印象が強く、20世紀の音楽とは縁遠いイメージがあった。さて、如何にということだが、かなり律儀な演奏という感じだった。リズムも丁寧に正確にがモットーのような演奏。意外性はなくはじけないが、割と細部まで透けてみえるような演奏でもある。全体的におとなしい演奏、彼の性格がそのまま出ているなと思った。この年にストラヴィンスキーが帰国を果たしているので、衛星国家だった旧東独でも解禁になったのであろうか。指揮者にしてもオーケストラにしても珍しい演奏かもしれない。もう一つのケーゲルは同一の演奏を異なる組み合わせの国内盤を持っているが、やはりスィトナーの「春の祭典」への誘惑の方が強かった。