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バルビローリ~ブラームス交響曲全集&管弦楽曲集

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CD1①交響曲第1番ハ短調作品68
   ②悲劇的序曲
   ③大学祝典序曲
CD2①交響曲第2番ニ長調作品73
   ②交響曲第3番ヘ長調作品90
CD3①交響曲第4番ホ短調作品98
   ②ハイドンの主題による変奏曲作品56a
サー・ジョン・バルビローリ指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

 買うまいと思っていても、ついつい手を出してしまった感があった。先日、メータ&NYPの全集を入手したばかりというのにだ。しかも店頭の価格が2,000円を切った価格はまさしく誘惑一杯だった。ただ店頭では韓国製のCDもあって、こちらは国内盤並に高かった。よくみると組み合わせが少し異なるようだし、組数も1枚多かった。

 さて、中味を聴くと幾分遅めのテンポ、それに流石VPOがうまくついていているという感じだ。ただ、そのテンポをどう感じるかで好みは分かれるのだろうなとも思った。あえて好みを言わせてもらえるなら、もう少し流れがあった方が良かった。他にはやや音をテヌート気味に演奏させるやり方もこの人の特徴なのかなとも思った。聴いていると彼が初演したヴォーン=ウィリアムズの交響曲第8番の第2楽章のトランペット・ソロのことを思い出した。やはりテヌートを強調させる吹奏をさせていたのである。

 中のライナーノートにはバルビローリはブラームスを振るべく生まれてきたと書いてあった。少し面くらったが、エルガーなどの交響曲をよくやるというのは、ブラームスの交響曲にも親近性を持っていたということで納得はできた。





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