『ムラヴィンスキー・コンダクツ・ショスタコーヴィチ』
【曲目】
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲第5番ニ短調 Op.47(1937)
交響曲第8番ハ短調 Op.65(1943)
交響曲第12番ニ短調「1917年」Op.112(1961)
【演奏】
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
【曲目】
ショスタコーヴィチ(1906-1975):
交響曲第5番ニ短調 Op.47(1937)
交響曲第8番ハ短調 Op.65(1943)
交響曲第12番ニ短調「1917年」Op.112(1961)
【演奏】
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)
収録:1973年、モノラル(第5番)/1982年、ステレオ(第8番)/1984年、モノラル(第12番)
エフゲニー・ムラヴィンスキーの指揮姿が見られるということで、手に入れた。既にCDなどでは所持しているのだが、動く巨匠の姿を見てみたいという思いからだ。旧ソ連が製作した映像で何とも画質はよくないし、音声も途切れる箇所もある。しかも驚くことに第12番のみがコンサートの実況なのに対して、あとの2曲は映像用のセッションかもしくはリハーサルの様子といった感じだ。第5番は上着もつけずに指揮している。空の客席と舞台を対比するシーンもあったりする。ユニークな映像だが、ムラヴィンスキーは決して取り乱さず、クールに指揮してゆく。他の指揮者が興奮して表情をあらわにするであろうという箇所も淡々と振っている。これが彼のスタイルなのだと思った。将に貴重な映像だと思う。