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ガードナー:ヤナーチェク管弦楽曲集Vol.3~グラゴル・ミサ他

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収録情報
ヤナーチェク:
1. グラゴル・ミサ JW III/9
2. アダージョ JW VI/5
3. アヴェ・マリア JW II/14
4. 天にいますわれらの父よ JW IV/29

 サラ・ヤクビアク(ソプラノ:1,3)
 スーザン・ビックリー(メゾ・ソプラノ:1)
 スチュアート・スケルトン(テノール:1,4)
 ガボール・ブレッツ(バス:1)
 トーマス・トロッター(オルガン:1)
 ベルゲン・フィルハーモニー合唱団(1)
 コレギウム・ムジクム合唱団(1)
 エドヴァルド・グリーグ合唱団(1,3,4)
 ベルゲン大聖堂合唱団(3,4)
 エドワード・ガードナー指揮 ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団
 
 録音時期:2015年8月17-20日
 録音場所:ノルウェー、ベルゲン、グリーグホール&ベルゲン大聖堂
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 
 ガードナーの3番目のヤナーチェクのアルバム。今回は声楽を伴う作品が多く収録されている。これも前項のベームのR.シュトラウスと一緒に購入した。もっともこちらはブログ仲間の方のご紹介があったのを思い出して店頭で見出したもの。
 
 メインの「グラゴル・ミサ」は既にバーンスタインやマッケラスなどの録音を持っていたので、新味はないがそれでも同曲の新しい録音で期待したのはもちろんだが、フィルアップの曲は未知のものばかりで、どちらかというとそれに惹かれた。2曲目は管弦楽のみの作品。後半の2曲は変則編成で3曲目はヴァイオリンとピアノなどのアンサンブルが伴奏、4曲目はハープとオルガンの伴奏というユニークなもの。ただ、これらはいずれも「グラゴリ・ミサ」ほどエキゾティックな雰囲気は希薄だった。
 
 なお、アルバムを開くと作曲者とオットー・クレンペラーの2ショット写真が記載されていた。1927年撮影とある。つまりヤナーチェクの死の前年だ。クレンペラーは現代曲をよく取り上げていたそうだが、ヤナーチェクも取り上げていたのだろうか。少なくとも録音としてはあまり遺してくれなかったように思う。

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